かくれ里

水曜日, 4月 30, 2008

野菜工場


 昭和60年に開催された「つくば万博」で、水耕栽培によって、一つの種から1万3千個の実をつけたトマトを見た。その技術を発展させて、現在、大規模な野菜工場が稼動している。殆どが大企業の系列会社が行っているようだが、食の安全が叫ばれている今、注目を浴びている。 

 現在の農業は、化学農薬を使って病害虫の皆殺しをめざしているが、同時に人にも害を及ぼす。有機農業は土作りなどで健全な作物を育て病害虫にかからないように工夫するが、害を及ぼすものを全滅しません。

 野菜工場では土壌を排除し、養液と化学肥料を溶かした水で水耕栽培する。空調を行い外気は原則的には入れません。完全無人化は無理なので、作業者は着替えなどでクリーンにする。しかし、完全な無菌状態ではないので病虫害が発生するとあっという間に広がってしまう。リスクも大きいようだ。

 設備費や電気代などの生産コストも高くなるので、販売価格は高くなってしまうが一年を通じて安定している。もうひとつの問題は設備機器を動かすには沢山のエネルギーが必要なことだ。野菜工場が増えれば、地球温暖化の原因となる二酸化炭素の排出量が増えるのではないかとも言われている。

火曜日, 4月 29, 2008

料理は脳を活性化する


 脳科学の権威、東北大学の川島先生が面白い記事を書いておられる。最近の研究成果で、料理を作ることが脳を鍛えて認知症の予防になることがわかったそうです。

 人間の前頭前野を活発に働かすためには三つの方法がある。一つ目は「読み・書き・計算」。二つ目はだれかと一緒に何かをするコミュニケーション。三つ目は目的をもって手や指を使うこと。日常生活で、この三つに料理が当てはまると言うのです。

 すなわち、①料理のプランを考える時、②食材を切っている時、③炒めたり焼いたり煮たりしている時、④料理を器に盛りつけている時、など、料理にかかわるいずれの局面でも前頭前野を活性化している。

 医学界では、よく「女性が料理をしなくなると認知症になる」と言われているようですが、毎日毎日家族のために料理をすることは、脳のトレーニングをしているのと同じことだそうです。僕も趣味で料理をすることがあるが、これからも続けようと思っている。

月曜日, 4月 28, 2008

平均寿命


 厚生労働省が5年ごとに調べている全国市町村別の平均寿命が公表された。それによると、1位は男性が横浜市青葉区の81.7歳。女性が沖縄県北中城村の89.3歳で、やはり女性のほうが長寿のようだ。


 これに対して男性の最下位が大阪市西成区の73.1歳と聞いて唖然とした。女性も西成区がワースト5位の中に入っている。西成区で生まれた僕は気になってしょうがない。もっとも、73歳と言えば世界の平均からすると長生きだと思うのだが・・・・・


 後期高齢者医療制度で物議がかもし出されているが、従来の老人保健法では、被扶養者の場合には、追加的な保険料負担がなかったが、後期高齢者医療では被保険者ごとに保険料が課せられることになる。しかし、増え続ける高齢者医療費の財政負担を抑制する為には必要な制度なのかもしれない。

 平均寿命が高くなるのは結構なことだが、あわよくば、医療機関を必要としないような老人が多数を占める世の中になればいいと考える。

金曜日, 4月 25, 2008

賞味期限と消費期限


 スーパーなどで食料品を買う時、品物によって「賞味期限」と「消費期限」の2種類で表示されている。一見同じように思えるがよく分からないので、ネットで調べてみた。

 「消費期限」とは、弁当や惣菜など製造してからおおむね5日以内に消費する食品が対象で、安全に食べられる期限のことである。それに対して、「賞味期限」とは、缶詰やレトルト食品など、製造してから6日以上日持ちのする食品に表示されている。

 食品の日付表示は、かっては「製造年月日」で表示していたが、1995年4月からこのような表示方法になった。農林水産省所管のJAS法と厚生労働省所管の食品衛生法で統一した定義で施行されている。

 昨年は、有名ブランドの食品メーカー各社が、偽装表示を指摘されて大打撃を受けている。消費者保護の為に出来た法律だと思うが、製造元にとっては大きな負担を強いられることになっている。一昨日、「2009年度には『消費者庁』を創設する」と福田首相が言明したが、業界への規制が強まるのではないかと危惧する声もあるようだ。

日曜日, 4月 20, 2008

結婚披露宴


 南海堺駅に隣接したリーガルロイヤルホテルでの姪の結婚式に招待を受けて家内と行ってきた。11時半からのチャペルでの挙式に続いての祝宴には、両家合わせて50名あまりの参列者があった。その内、新郎新婦の勤務先の同僚や、学校時代の友人が半数以上で、若さがみなぎっていた。

 最近の結婚式は媒酌人を立てないケースが多いようだ。今日の場合も、ホテル専属の女性の司会者が流石にプロらしく、そつなく進行役を務めていた。友人たちも宴を盛り上げてくれていた。

 今日は大安吉日。このホテルでの今日の挙式は15組あった。それでも2時間半の披露の宴は終始和やかにいい雰囲気のうちに終了した。久しぶりにほのぼのとした気持ちに浸ったひと時だった。

 めでたい事は何度あってもいいが、親戚の結婚式はある時期に重なるが、一巡すると遠のく。我が家の場合も適齢期の姪がもう1人いる。彼女がかたづくと孫たちが結婚するまで20年ぐらいはないだろう。そのときまで元気であらねばと思っている。

土曜日, 4月 19, 2008

粟国の塩


 僕は自分が食べるものは自分で料理するようにしている。週に2回ぐらいスーパーへ買出しにも行く。野菜、肉、魚など、バランンスを考えたメニュー作りをする。但し、他人に食べてもらえるようなものは作れない。

 自分が食べて満足できればいいと思っているが、やはりおいしく食べたい。料理の味を決めるのは塩加減だと思っている。塩にも色々あるが、昔からの製塩法で作った塩を使った方がおいしく仕上がるようだ。

 先日、スーパーで「粟国の塩」と言う銘柄の塩を買った。値段はかなり高かったが使ってみると一目瞭然だ。料理が一段とおいしくなる。和、洋、中、どの料理にも効果がある。

 この塩は沖縄県の粟国島周辺のきれいな海水をくみ上げ、平釜で煮詰めた後、脱水乾燥させて作る海水の素材を活かした塩である。Internetのサイトを検索してみると、全国の多くの料理店でも使っているようだ。

水曜日, 4月 16, 2008

くいだおれ


 京の着倒れ、大阪の食い倒れと言う。戦後まもなく、大阪の道頓堀に「くいだおれ」という屋号の食堂ビルが出来た。創業者は流行には敏感な人で、常に時代を先取りした商売していた。

 1階正面にある広告宣伝用の「くいだおれ太郎」と名前がつけられたチンドン屋の格好をした人形が大人気で、大阪の町を代表する名物となっている。全国的にも知名度が上がり、観光客が太郎見たさに来店し、太郎と記念撮影をする姿が頻繁に見られるようになった。

 しかし、創業から60年経って、売上げがピーク時の半分ぐらいになった。ビルも老朽化して来たので、今年の7月8日をもって閉店するとの発表があった。世の中が様変わりして、従来型の商売のやり方には限界があるのだろうか。

 閉店の発表を聞いて太郎を譲り受けたいと言う話が殺到しているそうだ。7月までの予約も増えている。閉店を惜しむ声が聞こえてくるようだ。

火曜日, 4月 15, 2008

朝のラジオ放送


 朝の5時から始まるNHKのラジオ番組、「ラジオあさいちばん」を寝間の中で聞いている。ニュース・天気予報や各地の便りなど聞いて、その日の参考にしている。中でも“健康ライフ”は健康に暮らすためのヒントが聞けて良い。

 しかし、うとうとしていて、内容を聞き漏らすことがよくあるので、最近はICレコーダーで録音してパソコンに取り込んだりしているが、結構手間が掛かる。

 ところが、4月14日から“健康ライフ”と6時台に放送する“ビジネス展望”の前の週に放送した内容が、番組のホームページから聞けるようになった。今日初めて聞いてみたが非常にクリヤーな音声で聞きやすい。これならわざわざ録音することはない。それにしても便利な世の中になったものである。

 因みに、「ラジオあさいちばん」のホームページは http://www.nhk.or.jp/radiodir/asa/ で開く。

日曜日, 4月 13, 2008

二上山へ


 「うつそみの、人にある我れや、明日よりは、二上山(ふたかみやま)を、弟背(いろせ)と我が見む」
万葉集にあるこの歌は、皇位継承を争う関係で命を落とした大津皇子の死を悼んで、姉の大伯皇女が詠んだものだが、その大津皇子は二上山に葬られている。


 二上山はハイキングコースとしてもよく整備されていて、一年中多くのハイカーたちで賑わう。毎年4月ごろに咲く山上の山桜が見事である。僕は毎年この頃を狙って行くことにしているが、早かったり遅かったりで満開の時期と出会える事が少なかった。

 今日は4人で出掛けた。当麻寺駅を9時過ぎから歩き初めて、雌岳頂上付近まで登って行くと一面がピンク色に染まっている。今年はいい時期に遭遇したようだ。天気もまずまずだったし雌岳頂上では沢山のハイカーたちが早々と弁当を広げていた。

 僕たちも適当な場所を見つけて少し早めの食事を済まし、記念の写真を撮ってから大津皇子の墓のある雄岳の方へ向った。帰路は急な下り坂を二上山駅に向けてゆっくりと下っていった。二上山駅15時1分発の準急行に乗車した。

金曜日, 4月 11, 2008

IPアドレス


 インターネット網で、コンピュータ同士を認識できるように割り当てられた住所のようなものをIPアドレスと言って、通常は、219.115.135.199のように4つに区切られた10進数で表記される。

 このままでは覚えにくいので、ドメイン名のような名前がつけられていて、「DNS」というシステムによってIPアドレスとの互換が行われている。

 しかし、現在使われているIPV4では一つのネットワークに接続できる上限は42億台で、世界中で使用するコンピューターに割り当てられるIPアドレスが足りなくなることが懸念されている。

 そこで、次世代のプロトコルのIPV6への移行が話題になっている。IPV6では128ビットのIPアドレスが使われ、当分のあいだIPアドレスが足りなくなる心配はないと言われている。

木曜日, 4月 10, 2008

ブラウザ

 インターネットを閲覧するためのソフトをブラウザと言うが、一番よく使われているのがMicrosoftの「Internet Explorer(IE)」でこれが主流のようだ。僕もこれを使っているが、IEの他にも色々ある。

 次世代のブラウザと言われているMozillaの「Firefox」がフリーで提供されているのでダウンロードして使ってみた。便利なところもあるが慣れない為か使いづらかったので元に戻した。

 最近、AppleからMacOS用に開発されたブラウザ、「Safari」がWindowsでも使えるようになったらしく、さかんにダウンロードを促してくる。フリーなので興味本位で使ってみた。IEとはまるきり違うがこれはこれなりに面白そうだ。

 三者三様それぞれに一長一短があるようなので、その時々のシーンで、一番便利なブラウザに切り替えて使える方法がないかと考えている。簡単には出来ないようだが何とかなりそうだ。ブラウザについてもう少し勉強してみよう。

金曜日, 4月 04, 2008

春本番

                                                                                                                                                                                大阪の街もピンク一色になってきました。ぽかぽか陽気に誘われて花見にでも出かけたい雰囲気です。いよいよ春本番のようですね。

 週末は天気が良さそうで、各地のさくらの名所は大勢の花見の人で賑わうことでしょう。万代池のさくらも見ごろを迎えています。湖畔ではブルーシートの上で花見の宴を開いている様子がうかがえます。カラオケのセットを持ち込んでいるグループもあります。たこ焼きの屋台も見かけました。

 当人たち気分良くひと時を楽しんでいるのですが、近所の住人は余り好ましく思っていないようですね。でも、暫くの間大目に見てやってください。