かくれ里

水曜日, 8月 27, 2008

データー転送の新技術


 デジタルカメラで写した写真データーをパソコンに転送しプリントアウトするのには、カメラ自体をパソコンに接続するか、内蔵されたカードから読み込ませる方法が一般的である。無線でデーターをやり取りする方法もあるが、複雑な接続設定が必要で、あまり利用されていなかった。

 最近、ソニーなど15社が連携して、無線を利用して高速で大量のデーターが転送できる新しい技術を普及させようとしている。この技術を用いると,データーのやり取りをしたい機器同士を3cm以内に近づけるだけで、データー転送ができる。

 説明によると、デジタルカメラをプリンターに近づけるだけで写真の印刷ができる。又、ビデオカメラで撮影した映像も瞬時にテレビ画面に映し出すことも可能である。

 メーカー各社はこの技術を普及させる為に、製品開発に向けて連携していくことを決めて,来年中にもこの技術を用いた製品の発売を予定しているようだ。

日曜日, 8月 24, 2008

高天谷へ


 金剛山には多くの登山道がある。どちらかと言うと大阪側からのコースが多い。奈良側からは、高天原からの通称「郵便道」がよく知られている。

 この道は、その昔、郵便配達に使われていた道で、この名前がついたそうだ。登山道のすぐ北に「高天谷」がある。小さい滝が連なる沢道である。この沢を渡渉するには、ある程度の沢登りの経験を積む必要があるようで、このコースから登る登山者はあまりいない。

 友人のN君はこのコースを数回歩いていて、今回は彼に誘われて行った。メンバーは同業のI君を含む3人で、午前8時30分ごろから歩き始めた。この日の為に、先日買った沢登り用の靴はやはり効果があった。N君のリードもあって危険箇所も何とかクリヤーし、無事登攀することが出来た。

 金剛山頂上で食事を済まし、午後1時ごろから下山することとなった。帰路は、自動車の置いてある高天彦神社の駐車場に向って郵便道を下った。

土曜日, 8月 16, 2008

プラネタリューム


 中之島にある大阪市立科学館へ行ってきた。開館は1989年で、前身は四ツ橋にあった電気科学館である。ここでは、直径26.5mのドームでのプラネタリューム・オムニマックスによる天体ショーを見ることができる。2004年からは、全天デジタル映像装置を組み合わせた次世代の施設となっている。

 プラネタリュームで天体を見るのは、電気科学館で何度か見て以来である。この科学館に来るのも始めてであった。実は、今日の目的は他にあった。ヨーロッパアルプスのアイガー北壁を登攀する実写の映像を見るためである。上映は11時から始まったが、26.5mのドームスクリーンいっぱいに映し出されるオムニマックス映像は、臨場感あふれる素晴らしい映像だ。挿入されている音楽も映像の魅力をより引き出している。上映時間は約40分の作品だった。

 同じホールで行なわれる天体ショーは、映画と1時間交代に行なわれているが、土曜日なので子供ずれの家族が多く来ていて2時間待ちだった。待ち時間の間に科学館の中の展示場を見学して回った。4階は宇宙に関する展示とその発見から歴史がわかる展示内容だった。3階は身近な化学と題して鉱物、プラスチック、繊維、生薬と合成薬などの展示をしてあった。2階は親子で科学するコーナー。1階は電気とエネルギーをテーマにした展示で、「学天則」と名づけられた東洋初のロボットも展示されていた。

 プラネタリューム鑑賞は14時から始まった。こちらは,大阪で見える今夜の星空が映し出され、学芸員のユーモアを交えた説明や問いかけに子供たちは大きな声で答えていた。僕は先ほど見たアルプスの映像が脳裏から離れず、説明を聞きながらうとうとしていた。一緒に行ったTさんも同様のようだった。

 大阪市は、今日訪れた科学館のほかにも、様々な文化施設を運営しているが、入館料や観覧料などは比較的安く設定されている。しかも、大阪市民であれば65歳以上は無料だ。大阪市は赤字財政の中でも文化関係に大きな予算を組んでくれている。市民としては大いに利用すべきであろう。

金曜日, 8月 15, 2008

安心実現のための総合対策

 政府は景気悪化に対応する経済対策の骨格を固めたようだ。表題のような名前で福田首相の唱える「安心実現」の具体的な施策が盛り込まれている。

 「安心実現のための総合対策」で想定される施策の中身は、非正規雇用対策、医療対策、消費者対策、低炭素化実現対策など、物価高に直面する生活の不安解消と国民が安全安心を実感できる対策だが、既に予算化されているものもあるが、新たな財源の手当ても必要だ。

 これまで、国債発行額の減額や、税制改正で減収につながる施策を極力抑えてきたが、これに逆行するようなことにならなければ良いが。

 経済界では今回の決定を評価するコメントを出しているようだが、情報の開示をして、国民に理解を求めることが先決のように思われる。

木曜日, 8月 14, 2008

自転車


 地球温暖化問題が叫ばれる現在、クリーンな移動手段として自転車が見直されている。自転車には、俗称「ママチャリ」と呼ばれる実用車から、スポーツ用まで多種ある。価格も1万円未満のものから100万円以上するものまであるようだ。

 最近は電動アシストの自転車を良く見かける。特殊なものとしては、折りたたみができるもの、三輪車のトライク、複数の人が前後に並んで乗り、同時に駆動するタンデム自転車などがある。

 僕も10年ほど前、衝動的にマウンテンバイクを買った。暫くは使っていたが、今は倉庫に眠ったままである。仕事用にはママチャリを使っているが、これが大活躍している。ガソリンの高騰と、駐車場所確保のことから、集金や修理などの仕事は自転車で行くことが多くなった。片道5キロぐらいのところで荷物の少ないときは極力利用している。

 自転車を活用するようになって思わぬメリットを発見した。経費の節減はもちろんだが、適度な運動から体調もよくダイエットにもなっているようだ。所要時間も、一方通行など関係ないので自動車と比べてあまり差がない。いいことずくめの自転車なので、これからも大いに活用しようと思う。それから、休眠中のマウンテンバイクも、たまには乗ってやらねばと考えている。

月曜日, 8月 11, 2008

地デジ放送


 地上波デジタルテレビ放送のことである。2001年7月25日に施行された改正電波法によって、2011年7月24日でアナログ地上波の放送が終了する。以降はアナログ方式のテレビでは放送が見られなくなる。この法律では電波の有効利用が主目的で、デジタル移行は国策として実施される。

 このことをすべての国民の理解を得るため、テレビ放送を通じ、あるいは全国各地で説明会を開いている。そして、放送事業者にはアナログエリアへのデジタル放送の確実な受信カバーができるように。メーカーに低廉なデジタルチューナーの実現への取り組み。販売店にはアンテナ設置の必要性等、消費者に分かりやすい説明に取り組む。又、視聴者自身で地上デジタル放送に対応した受信機を用意し、場合によってはアンテナの取替えが必要であることを周知広報しなければならない。

 アナログ停波まであと3年となって、国内の地デジ対応受信機の普及率は50%に近づいてきた。今後3年間で、被保有所帯への販売の期待が持てるが、販売店の側から見ると、益々競争が激しくなって、売上があっても利益が伴わないのが悩みの種のようだ。一方、顧客の側からすると、これからは性能が良くなり、値段が安くなってくるのでメリットはある。

 しかし、問題もある。買い替えで不要になったアナログ受信機の廃棄処分をどうするか。中には使用可能なものも少なくはないだろう。処分するのには「もったいない」と言う声が聞こえてきそうだ。そして、2011年7月24日になった時点でも、様々な理由でデジタル受信機が用意できない人が予想できる。この人たちをどうするのか。色々やらねばならないことの多い3年間だ。

日曜日, 8月 10, 2008

オリンピック


 4年に一度行なわれる夏季オリンピック。今年は8月8日から24日まで、中華人民共和国の首都 北京で開催中である。次の大会は、2012年にロンドンで開催されることに決定している。その次の2016年の開催地は未決定であるが、東京都を含む7都市が立候補している模様だ。

 開会式は8日夜、メーン会場の国家体育場で盛大に行なわれた。テレビの生中継をずっと見ていたがすばらしかった。開会式に先立ってサッカーの予選が行なわれたが、女子は引き分け、男子は負けた。9日からは柔道、水泳の競泳、バドミントン、バレーボール、体操などの予選が行なわれる。

 柔道では、谷亮子選手が3連覇ならず銅メダルになった。それでも日本最初のメタル獲得だった。10日現在、日本のメダル獲得数は金1銅2である。果たして何個のメダルが取れるのだろうか。

 オリンピックは、参加することに意義があると言われているが、どの国も国家の威信をかけて臨んでいると思うので、そんなにたやすく勝たせてはくれないだろう。開催国の中国はおそらく過去最高の成績を上げることと予測できる。そんな中であっても「日本選手がんばれ」と応援しよう。

火曜日, 8月 05, 2008

百日紅



 夾竹桃と同様に、夏を代表する花がサルスベリ(百日紅)である。なぜか今年はよく見かけるような気がする。花の少ない夏に百日紅の紅は強烈な印象がする。花色は濃い紅からピンク、白などもある。

 原産地は中国で「百日紅」は中国語である。およそ100日の間、花を咲き続けるからこの字を当てたようだ。実際には、一度咲いた枝先から再度芽が出て花をつけるためで、咲きつづけているように見えるのだと聞いた。

 名前の由来はわかったが、なぜサルスベリと読むのだろう。これも聞いた話だが、その幹がすべすべしているので猿でさえ登れないと言うことで、日本語では「サルスベリ」と呼んだのだろう。猿が聞いたら気を悪くしないかな。

 百日紅をミニ盆栽仕立てで育てている人がいる。僕は山野草が好きで育てたこともある(今はやっていない)が、こんなのもいいなと思った。

日曜日, 8月 03, 2008

新型インフルエンザ


 新型のインフルエンザの発生が話題になっている。発生すると感染が急速に拡大すると懸念されている為、厚生労働省はガイドラインを公表した。政府の試算では、新型のインフルエンザがわが国で発生した場合、最大3200万人が発症し、64万人が死亡する可能性があると推測している。

 これによると、流行時には最大で民間企業の従業員の40%が欠勤すると想定している。又、買占めで食料品や生活必需品の不足がするだろうし、物価も上昇する。在宅勤務の増加でインターネットにも影響が出て一時的に通信速度が低下するなど、かなり細かいところまで記述されている。

 ガイドラインでは企業だけではなく,ライフラインへの影響についても予想していて、交通、電力、通信、金融などすべての面で影響が出ると書かれている。このガイドラインは専門家会議で検討され、一般からの意見も聞いた上で、9月をめどに正式に決定するとのことだ。

 厚生労働省はインフルエンザ治療薬タミフルの備蓄量の倍増なども検討しているようだ。いずれにしても、もし、流行があっても発症しない体力を整えておくことが肝心だろう。日々の生活に留意しよう。

土曜日, 8月 02, 2008

福田新内閣に想う

 あまり政局には関心がないが、今回の自民党の役員人事と新内閣について少し考えてみよう。昨日のテレビ・ラジオはこのニュースで一日中にぎわっていたが、組閣に先立って党四役が決まった。幹事長に麻生太郎氏が決まったと聞いたときは、総裁選で戦った相手を担ぎ出したのだから双方のメリットが合致したからだろうと思った。これで、麻生氏はポスト福田に一番近くなったのではなかろうか。

 衆議院の任期切れまであと一年だが、福田首相は自前の内閣で解散・総選挙に打って出るつもりなのだろうか。そのためにも挙党体制で臨まねばならないだろう。そして、はっきりとした政策を示さなければなるまい。

 新内閣の当面の課題は,原油高対策や年金・医療の問題、雇用のことなど生活不安への対応など、国民を安心させる課題は山ほどある。国民の目線に立った政策の実行で、これからが福田首相の腕の見せ所だ。

 僕は、始めに書いたように、政治には関心がないし、特に支持する政党もない。政治家はあまり信用していない。しかし、歴代の総理大臣の中では、福田康夫氏は好きなタイプである。あまりパフォーマンスは見せないが、何事にも自然体で真面目に見えるからだ。福田首相の新内閣で、日本を住み良い国にしてもらいたい