かくれ里

日曜日, 11月 29, 2009

ごぼう

 ごぼうは食物繊維がたっぷりで、独特の歯ごたえがある。日本では昔から好んで食べられているが、他の国々ではまったく食されていないそうだ。

 元々、日本には自生しておらず、縄文時代に渡来した様だが、江戸時代ごろから食すようになったらしい。ごぼうの食物繊維は腎機能を高め、整腸作用や便秘予防にも役立つ。

 我が家では、ごぼう料理はよく作る。ごぼうは空気に触れると変色するので皮をむいたらすぐに酢水につけるとよい。湯がくときにも酢を入れる。レシピは、キンピラ、天ぷら、たたきごぼう、煮しめ、酢ごぼう等。

 デフレの影響か、近くのスーパーでは、北海道産のごぼうが2本100円ぐらいで売っている。昨日は4本買って来て、さつまいも入りの「キンピラごぼう」と、「酢ごぼう」を作った。あまり体裁は良くないが、おいしく出来たと自我自賛している。


金曜日, 11月 27, 2009

ノーベル賞制定記念日


 今日はノーベル賞制定記念日。1895年11月27日に、スエーデンの化学者ノーベルが、自分の財産を人類に貢献した人に与えたいと遺言に書いたことから創設され、第一回授賞式は1901年に行われた。

 毎年12月10日(ノーベルの命日)に物理学、化学、生理学医学、文学、平和事業、に貢献した人に送られていて、これまでに日本人も多数受賞している。

 そのノーベル受賞者6人が、うち揃って首相邸に押しかけた。行政刷新会議の「事業仕分け」による科学予算削減の判定に対して、鳩山首相に直接談判をしたようである。

 科学者でもある鳩山首相は、科学技術の重要性は認識しているはと思うが、会談後、記者団に対しても「知的財産を活用する方向で考えたい」と述べている。

水曜日, 11月 25, 2009

就職氷河期


 来春卒業する大学生の就職内定率が、10月1日現在62.5%で、前年同期より大幅に下がっているそうだ。東京都は、まだ採用が内定していない大学生の就職活動を支援すべく、合同の就職説明会を開いた。説明会には、2500人が訪れたそうだ。

 昨年は採用を内定しながら取り消す企業が続出し、企業に対する批判が相次いだため、今年は当初から採用を抑制したのも原因の一つになっているようである。 
 
 知人のご子息は、昨年大学を卒業し、無事就職された。ご両親は、「今年でなくて良かった」とおっしゃっておられた。苦労して大学まで出したのに、就職が決まらないのでは親としてはやるせない事だと思う。

 急激な経済悪化に伴い、新卒者の採用減だけではなく、失業率は過去最大の水準になっている。鳩山政権は「緊急雇用対策」を打ち出したが何の効果も見えていない。

日曜日, 11月 22, 2009

デフレ


 政府は、日本経済が緩やかなデフレ状況にあると表明した。日銀の白川総裁も同様の判断をしているようである。

 デフレとは、物価が持続的に下降する経済現象で、経済にとっては、好影響と悪影響がある。物価が下がると貨幣価値が上がる。同じ金額でより多くのものが買える様になるからだ。固定収入(年金など)のある家庭は生活水準が良くなる。一方、住宅ローンなどの債務のある家庭は実質的に債務が増大する。

 経済全体では、供給過多と需要不足が起こり、物価が低下して生産者の利益が減る。企業の利益が減ると従業員の賃金が低下する。失業者も増える。企業や個人は債務負担を減らすために借金返済を優先する。購買力はますます低下する。

 このような循環が繰り返されることは、経済全体にとっては良いことではないのだろうが、僕個人としては、物価が下がってくれるのは、大変ありがたいことだと思っている。

木曜日, 11月 19, 2009

紫式部


 今日、11月19日の花はクマツヅラ科のムラサキシキブ。花言葉は「聡明」。名前の由来は、紫色の果実を紫式部に例えられているそうだ。

 紫式部と聞くと、すぐに思い当たるのが源氏物語。平安時代中期の女流作家、紫式部の長編小説で、凡そ1000年たった今も読み続けられている、超ベストセラーであるが、瀬戸内寂聴の現代語訳が良く読まれているようだ。近年、彼女には、源氏物語に関連する著作が多い。

 その瀬戸内寂聴が源氏物語について語る番組があった。先週木曜日と今夜、NHKのBSハイビジョン放送で2回に分けて放映された延べ3時間の番組である。源氏物語には少し興味があったので録画してDVDにダビングした。

 40数年前に買ってあった日本の歴史の全集を、最近になって読み始めているのだが、丁度、平安時代中期の紫式部が生きた時代の頃の出来事を読んでいたところなので、この番組は面白かった。

月曜日, 11月 16, 2009

晩秋の芦生へ

 11月15日早朝、I 君のoneboxcarで、熟年男女8名が晩秋の芦生へ向けて出発した。芦生に魅せられて今までに10回近く訪れている。数日来降り続いた雨も上がって絶好の行楽日和である。9時前に登山口の駐車場に到着。既に20台ほどの車が止まっている。

 三国岳までは凡そ1時間。此処から枕谷を下り、杉尾峠で折り返す予定だったが、枕谷への取り付き点がわからず時間を浪費してしまった。枕谷は一度歩いているので軽く考えていた。芦生には道標らしきものが殆どないのだ。

 枕谷は、降り続いた雨の後で谷筋の水量は多く、渡渉の連続だった。13時半、長治谷作業所跡で「芦生喫茶」を開く。一息ついたところで、メインコースの上谷から杉尾峠方面に歩き出したが、予定より時間もかなり遅れているので上谷途中で折り返すことにした。

 既に紅葉真っ盛りの芦生は終わっていた。2週間ほど遅かったようだ。それでも多くのハイカーが訪れていたが若者が圧倒的に多い。高齢者グループは我々だけだったように思う。芦生は何回行っても癒される場所である。また機会を見つけて再訪したいものである。

金曜日, 11月 13, 2009

事業仕分け

  行政刷新会議の作業グループが始めた予算の無駄を洗い出す「事業仕分け」では、事業の廃止、予算計上見送り、予算削減など、各省庁にとっては厳しい「判定」が相次いでいます。政府は2010年度予算案に結果を反映させる考えです。行刷会議自体には予算を削減する権限はなく「判定」が実現するかは、鳩山由紀夫首相の指導力にかかってきそうです。

 しかし、予算配分にメリハリをつけようとする意図はわかるが、在日米軍基地に関する防衛省の「思いやり予算」や、義務教育費の国庫負担などの大きな案件を、こうした場で取り上げるのはどうだろうか。

 この事業仕分けは、インターネット中継がされましたが、中継を意識したパフォーマンスが過ぎるような気もします。仕分け人たちが、各省庁の担当者を一方的にやりこめるような場面が多いが、一件当たりの割り当て時間が1時間ではまともな議論はできないだろう。

 事業仕分けによって、国民に誤った観念を植え付けてしまうのでは何にもなりません。鳩山内閣は手法と効果を検証しながら、残った日程を慎重に進めなければなるまい。

土曜日, 11月 07, 2009

グーグル ダッシュボード

 僕は、Googleが提供する無料のサービスのうち、Blogger(ブログ)、Gmail(メール)、iGoogle(デスクトップ)、Picasa(画像処理)、ウエブアルバム、カレンダー、ニュース、マップ、アラート、ウエブ履歴などを利用している。

 これらの情報を一元的に管理が出来る新サービス「Google Dashboard」が11月5日に公開された。Googleアカウントでログインすると自分の情報がまとめて表示される。

 例えば、Gmailなら、最近受信したメールや連絡先の数、Googleカレンダーなら登録した予定などの情報、ウエブアルバムに公開してある画像の数などが確認できる。

 早速ログインして見たが、非常に使いやすくて便利だ。ただし、現時点で対応しているサービスは20あまりで、マップ、ニュースなどは利用できない。

金曜日, 11月 06, 2009

グッドデザイン賞

 日本産業デザイン振興会は、2009年度のグッドデザイン大賞は、ワークヴィジョンズ+岩見沢レンガプロジェクト事務局の「岩見沢複合駅舎」に決定した。公共建築物のデザインがグッドデザインに選ばれたのは今回が初めてだそうだ。

 ベスト5は次のとおりである。
  大賞 岩見沢レンガプロジェクト事務局の「岩見沢複合駅舎」
  2位  TOTO㈱の「公共トイレレストルームアイテム01」
  3位  ソニー㈱の「デジタル液晶テレビ ブラビアX1シリーズ」
  4位  ガンダムプジェクト実行委員会の「ガンダムプロジェクト」
  5位  サムスン電子㈱の「46型LED液晶テレビ LED7000」

 その他の受賞は
   ◎ パナソニック電工㈱のマッサージチェアー 「EP-MS40」  
   ◎ ダイソン㈱のサイクロン掃除機 「DC26タービンヘッドエントリー」  
   ◎ 本田技研工業㈱のハイブリッド自動車 「インサイト」  
   ◎ トヨタ自動車㈱のハイブリッド自動車 「プリウス」  
   ◎ 三菱電機㈱の主軸モーター 「SJ-Dシリーズ」  
   ◎ NECライティング㈱の照明器具 「プラスシーラインシリーズ」  
   ◎ ㈱日立メディコの「汎用超音波画像診断装置」  
   ◎ サムスン電子㈱のミニノート型パソコン「N-310」  
   ◎ パナソニック㈱のデジタルカメラ 「LUMIX DMC-GF1C」  
   ◎ ㈱ロスフィーの「フラクタルひよけ」

火曜日, 11月 03, 2009

HTV 任務終了

 下記は、2009年11月2日付けの読売新聞の記事を転写しました。

 国際宇宙ステーション(ISS)への物資輸送を終えた日本の無人宇宙船「HTV」が2日午前6時26分ごろ、ニュージーランド上空で大気圏に再突入した。

 大気との摩擦でほぼ燃え尽き、燃え残ったエンジンの一部などは予定通り、南太平洋へ落下したとみられる。打ち上げから約52日間にわたった任務が、すべて終了した。日本はISSを利用する国としての責務を果たし、独自の有人宇宙システム開発へ大きな一歩を踏み出した。

 宇宙航空研究開発機構の虎野吉彦・HTVプロジェクトマネージャは「100%以上の成功だった」と評価。山中浩二フライトディレクタも「次は燃え尽きずに帰還するカプセル開発などを進めたい」と語った。

 HTVは、食料や衣服など4・5トンをISSへ運び、ごみを詰め込んで10月31日にISSを離れていた。

 鳩山さんも、管さんも、この大偉業に注目すべきではないだろうか。


日曜日, 11月 01, 2009

太陽光発電

  管直人副総理兼国家戦略相が、家庭の太陽光発電で生じた電力を、電力会社がすべて買い取る「全量固定価格買い取り制度」を来年度から導入する考えを示したとの報道があった。

 太陽光発電の一層の普及を図り、地球温暖化対策を進めるのが狙いだが、電力会社は買い取り費用を翌年度の電気料金に上乗せして回収しているので、国民の負担は大きくなる。

 しかし、頭を冷やして考えてみると、果たして太陽光発電が地球温暖化対策になるのだろうか。太陽光発電は天候に影響されて効率は良くない。価格も高い。普及の為にはは国の助成は欠かせない。その他にも設置場所などさまざまな問題がある。管さんが言うようなそんな簡単なことではないと思う。

 欧州ではすでに太陽光発電バブルがはじけていると聞く。市場拡大していた太陽電池メーカーの業績に急ブレーキがかかっているそうだ。欧州各国政府が、景気悪化に伴い、公的助成を縮小してきたからだ。

 太陽光発電はエネルギー転換効率が非常に悪いので、大々的に実施する必要はないだろう。そんなことより、世界的にも高い評価を得ている省エネ技術に、もっと重点をおくとか、もっと効率の良い代替エネルギーの研究をした方が良いのではないだかろうか。