かくれ里

金曜日, 5月 28, 2010

福島大臣が罷免された


 普天間飛行場移設問題で、鳩山首相は閣議決定に反対した社民党党首の福島大臣を罷免した。連立はどうなるのか。夏の参議院選を前に民主党はいよいよ危機的な状況になった。

 社民党党首の立場としては、主義主張を通さざるを得ないのだろう。いずれにせよ憲法改正問題などのこともあって、連立には無理があったのではと思う。

 それにしても、民主党政権の迷走ぶりは目に余るものがある。最近の動きを見ていて、政権運営能力が欠如しているように思えるのは僕だけだろうか。

 日本国の今後が心配である。戦後65年。あまりにも急速に発展し世の中が大きく変わった。戦後の貧しかった頃のことを思えば、今はどんなに贅沢な時代かと思う。政治の世界も、今一度原点に戻ってもいいのではないだろうか。

木曜日, 5月 27, 2010

iPad


 日本国内でも、話題の iPad (アイパッド)が28日(金)に発売される。気の早い連中は26日から発売店舗の前に並んでいるそうだ。日本ではソフトバンクモバイルを通じて発売されるが、前人気は上々のようだ。

 米アップル社が発売した9.7型のタッチパネルを搭載した携帯端末が iPad である。インターネットの閲覧やメール、書籍やゲームなどを楽しめる端末だ。キーボードは搭載していないが、ディスプレイ上ですべての操作が出来る。電子書籍ストアも開設されて、音楽ファイルを購入する要領で電子書籍が購入できる。

 本体価格は48800円からあるそうだが、使用するにはコンテンツの利用料や携帯回線の通信料など、かなりの維持費がかかるようだ。なかなか面白いと思うが、僕には今のところ必要のない代物だ。

 かねてより、何処でもインターネットが使える小型軽量なパソコンで、そんなに維持費がかからなければほしいなと考えている。今年中にはグーグルのクローンOSを搭載した小型パソコンが発売されると聴いている。今後、どの様な展開があるかもしれないので、もう少し様子を見ることにしよう。

土曜日, 5月 22, 2010

金星探査機


 明けの明星、宵の明星、と呼ばれ、太陽系の惑星で最も地球に似た星が金星である。金星の大気は、二酸化炭素が主成分で、わずかに窒素を含んでいる。地表温度は400℃以上ある。金星の自転は非常にゆっくりで、金星の一日は地球の117日になるそうだ。

 5月21日の早朝に種子島宇宙センターから、H-ⅡAロケット17号機で、金星探査機「あかつき」が打ち上げられ、金星に向けて旅立った。12月に金星に接近し、高度300~80000キロの楕円軌道を回りながら、二年以上観測データーを地球に送り届けることになっている。

 「あかつき」と一緒に太陽光の圧力で飛ぶ、世界初の宇宙ヨット「イカロス」も打ち上げられた。燃料やエンジンを全く使わない推進システムで、未来の惑星探査の可能性を広げるものと期待されている。

 宇宙開発において、有人探査ほど派手ではないが、無人探査は我が国にとって独自性が発揮できる部門であり、将来、有人探査を行う場合にも、無人探査で培った技術は大いに役立つだろう。

木曜日, 5月 20, 2010

口蹄疫対策

 昨日に続いて口蹄疫の話題を書く。今日の鳩山首相からのメルマガでも [総力を挙げて口蹄疫対策を] と題して、首相のコメントがあった。内容は次のようである。

 口蹄疫の発生は、我が国の危機管理上の重大な課題であり、感染の拡大を防ぐため、あらゆる努力を尽くしている。しかしながら、感染が拡大してしまったことは重く受け止めている。感染をこれ以上広げないとの決意を新たにしている。

 私自身が本部長となり、全閣僚が本部員とする口蹄疫対策本部を設置した。また、農林水産副大臣を本部長とする、現地対策本部も設置し、担当者を現地に常駐させて地元の要望などを十分に受け止め、国との連絡調整を迅速・的確に行っている。

 今後は、農家への支援の強化、処分に当たっての手当金の迅速な交付、獣医師や警察官、自衛隊員などの増員等を速やかに行うことを決定した。さらに、地元自治体において、徹底した対策を講ずることが出来るよう、適切な財政支援も実施する。と書いてあった。

水曜日, 5月 19, 2010

口蹄疫


 牛や豚の蹄(ひづめ)のある動物にかかるウイルス性の伝染病の口蹄疫の大発生で、宮崎が大変なことになっている。南国宮崎は、かってはハネムーンのメッカで、全国各地から新婚カップルが一年中を通じて訪れていた。昭和44年に結婚した僕たち夫婦も例外ではなかった。

 ブームが過ぎて、牧畜産業にウエイトがおかれていた。そんな中での今回の問題が起こった。法律に基づき処分される牛や豚はおびただしい数である。長年かけて作りあげたブランド牛の「種牛」にまで被害が及んでいる。

 口蹄疫は人間には感染することはない。感染した肉を食べたとしても人体には影響がないとされている。しかし、家畜伝染病予防法では、口蹄疫はウイルスによる感染力が強いため、「感染の疑いがある牛や豚だけではなく、一緒に飼育されているすべてを殺処分すること」となっている。

 それにしても大変なことになったものである。このままでは宮崎県の牧畜産業は壊滅状態になる。県や国の対策が後手になった為かも知れないが、早晩の終結を図らなければなるまい。

土曜日, 5月 15, 2010

検察審査会


 民主党の小沢氏を起訴すべきと判定した検察審査会について調べてみた。

 検察官が被疑者を裁判に掛けなかった場合、その良しあしを審査するために出来た法律で、選挙権を有する国民より11人が審査員として選ばれる。昭和23年に法が施行されてから、これまでに50万人以上が検察審査員または補充員として選ばれている。

 被害者などから申し立てがあった場合や、申し立てがなくても新聞記事などをきっかけによって、国民の視点で審査を始める。会議は非公開だが弁護士(審査補助員)の助言を求めることもできる。

 審査の結果、起訴すべきという議決があった場合、検察官は事件を再検討するが、再び起訴しない場合は、改めて検察審査会議で審査が行われる。再度起訴すべきであると議決があった時には起訴の手続きが取られる。

 民主党の小沢氏に関しては、検察審査会の2度目の審査も起訴議決されて、検察当局は小沢氏を起訴する事になるであろう。

水曜日, 5月 12, 2010

メーカー責任


 パロマ工業が1980年から1989年までに販売したガス湯沸かし器の点火不良が原因で、一酸化炭素中毒事故が相次いで15人が死亡して裁判になっていた。

 メーカー側は、「これは、製品自体の欠陥ではなく、修理業者が不正改造をしたためで、メーカー側の責任はない」と主張していたが、判決では「中毒事故を認識していながら事故防止策を怠った」として、元社長等に有罪が言い渡された。

 ガス機器の危険性を考えれば、事故原因が不正改造でも、死傷事故発生の危険性が推測できるのであればメーカーはすべての製品の点検・回収する安全対策を講ずるべき義務を怠ったとしている。

 以前、当店でもガス機器を取り扱っていたが、電気製品と同じような販売をしていた。湯沸かし器はガスホースで接続していたが、今考えて見ると随分危険なことをしていたように思う。現在では、家電メーカー各社はガス機器の製造販売はしていない。

木曜日, 5月 06, 2010

もんじゅ


 夢の原子炉とされる高速増殖炉「もんじゅ」が運転を再開した。実に14年半ぶりだ。将来的には出力150万キロワットの発電能力の商業炉へとつなぐ計画の様である。

 しかし、課題も多い。高速増殖炉に欠かせないプルトニウムウラン燃料の加工工場の操業と高レベル放射性廃棄物の処分場の問題。核兵器にも転用可能なプルトニウムがテロリストに渡らないようにする為の管理の問題。開発コストの問題等々。

 こうした課題の多さはあっても、高速増殖炉の開発の重要性は、地球温暖化対策やエネルギーの安定供給の為には絶対必要であって、原子力への期待は高まっている。

 原子力利用については、我が国は、世界で唯一の被爆国としての様々な問題があって、色々な意見もあるが、僕は、原子力の平和利用は是非進めるべきだと思っている。

月曜日, 5月 03, 2010

服部緑地


 5月3日、孫たちと服部緑地に行ってきた。独身時代に何度か訪れたことのある緑地だが、半世紀ぶりの訪問であった。浩登のパパが仕事なので、今日のメンバーは五人である。

 コンビニで買い出しをして現地に着いたのが12時ちょうどだった。ほぼ満車の状態の駐車場だったがなんとか停める事が出来た。「子供の楽園」近くの草むらで弁当を開く。食後、ジェットローラースライダーなどの遊具でしばらく遊ぶが、すぐに飽きて今度は芝生広場に移動し、ボール投げなどして1時間ほど遊ぶ。

 その後、緑地内の散策するが、服部緑地に来たからには、「日本民家集落博物館」は是非見ておきたいと思い、入館料を払って入場する。ここには、白川郷の合掌造りの民家をはじめ、日本各地の代表的な民家を移築してある。館内では、子供たちの為のスタンプラリーの催しもあって、浩登たちは楽しみながら全部埋めて記念の品を貰っていた。

 大阪府の管理する公園には、ここ服部緑地の他、20か所近くある。その中でも服部緑地は一番古い公園だ。50年前のころの記憶の面影は全くなくて、非常によく整備された公園になっている。すべての公園がそうだと思うが、ここも災害時の広域避難場所になっているそうだ。

土曜日, 5月 01, 2010

五月

 5月になった。明日は八十八夜、明後日は立夏。こよみの上では夏の始まりだ。新緑がまぶしい季節である。それにしても、4月は気温の低い日が多かった。

 日本には、春夏秋冬、季節の変化があって、四季折々の風情が楽しめる。世界中で日本ほど住みやすい国は少ないだろう。地球温暖化が叫ばれて久しいが、この地球は、今世紀末にはどのようになっているのだろうか。

 ゴールデンウイークの一週間は、こよみ通り休業閉店する。しかし、5月2日は仕事が入った。3日から5日までに、墓参や孫たちとの触れ合いの時間を作ろうと思っている。事務所の模様替えもやりたいので、連休はあっという間に済んでしまいそうだ。

 今月中に淀川紀行の第4弾を計画している。今回は八幡市から枚方市までの12キロほどの道程を歩く。天気のいい日曜日に決行する積りだ。