かくれ里

金曜日, 10月 31, 2014

金融緩和



日銀は昨年4月に、2%の物価目標を早期に達成さすため過去最大の金融緩和を始めた。これまで年60兆から70兆円に相当するペースでお金を市場に流し込んできたが、今日の金融政策決定会合で、追加の金融緩和を決めた。
 
消費増税後の景気低迷が想定より長引き、物価が伸び悩む可能性が強まったため、景気の腰折れを防ぐ必要があると判断したようだ。
 
日銀の黒田総裁は、本日午後、記者会見を行い追加緩和に至ったいきさつの説明をした。それによると、市場に流し込むお金を年80兆円に増やす。ETF【株価指数に連動する投資信託】やJ―REIT【上場不動産投資信託】の買い入れを3倍に増やす。
 
今日の追加緩和の決定を受け、株式市場の日経平均株価の上げ幅が一時700円を超えた。為替相場も円安ドル高の高水準を付けたようだ。記者会見の様子やニュース報道を見て書いているが、僕は正直言ってあまり理解出来ていない。

木曜日, 10月 30, 2014

登山計画書



927日に発生した御嶽山の噴火によって大勢の犠牲者が出た。警察、消防、自衛隊による大規模な捜索活動が行われたが、まだ行方不明者が残っているが積雪などによる二次災害の危険が強まったとして大規模な捜索は打ち切った。捜索開始は来年春以降の見通しだ。
 
今回の事故では負傷者行方不明者の人数が錯綜した。その要因として、登山計画書の提出が少なかったことだ。登山計画書(登山届)は各施設に設置してある提出箱への投函や警察関係への提出が登山した人の半数以下だった。
 
登山計画書の提出は任意の為、提出しない人が多いようだ。僕は、本格的な登山は殆どしたことがない。それでも3000m級の山へは数回登っているが、グループで行ったとき以外は提出していない。
 
今回の事故を受けて、提出を義務付ける登山条例を施行する自治体も増えるだろう。北アルプスなどの遭難多発区域では以前から義務付けられていたようだが、一般の登山者が多い山域への登山者にも義務付けられることになるだろう。

水曜日, 10月 29, 2014

再生エネルギーの買取り制度



太陽光発電などの再生可能エネルギーの固定価格買取り制度は、2012年から始まった。この制度は、電力会社は売りたい人があれば無条件で受け入れ、その価格は政府が国民に負担を求めることになっている。
 
ところが最近になって、電力会社各社は再生可能エネルギーの新規の買取りを保留すると言っている。電力会社は自分の懐が痛むわけでないから買取りを保留する必要はないと思うのだが、そんな簡単な問題ではなさそうだ。
 
実のところ、電力会社の本心はこの制度にはあまり乗り気ではないのだ。その理由は安定供給に支障をきたすからだ。火力電力の場合は需要に合わせた発電が出来るが再生可能エネルギーが増えると上手くいかなくなると言う。もう一つは送電線設備が進んでいないことがある。太陽光発電で出来た電力も送電網が無ければ運ぶことが出来ない。送電網の建設には莫大な費用がかかる。
 
もともと固定価格買取り制度は、温暖化対策で始めた事業だが、ここに来て、政府は見直しを考えているようだ。しかし、国が言い出しにくいので、電力会社に保留することを進めているのではないか。

火曜日, 10月 28, 2014

イスラム国



今年の夏ごろからイスラム国についての報道をよく聞くようになった。僕は中東の事は何も知らないが、毎日のようにニュースがながされると気になってインターネットで調べてみた。
 
2014629日にイスラム教過激派組織によって、イスラム国の樹立宣言がなされたと言うがそれまでのいきさつがどうも理解できない。イスラム国は、イスラム教諸国から国家として認められておらず、欧米諸国も認めていない。
 
この組織は、外国の若者に対してもインターネット上のソーシャルメディアを通じてメンバーを募集しており、世界80ヵ国から15000人の戦闘員が集まっているそうだ。この組織では、現地人よりむしろ外国人の方が信用されており高額の給料が支払われているらしい。この組織の資金源は石油の密輸で儲けているとの事だ。
 
イスラム国の事は、非常に複雑で理解に苦しむ。アメリカが空爆を続けているのもよく分からない。だが、現地が大変なことだけはわかる。平和がどんなに素晴らしい事か。僕は日本人に生まれて本当によかったと思う。

月曜日, 10月 27, 2014

拉致問題



北朝鮮の拉致被害者の問題は複雑だ。一旦解決済みと言っていたのが先ごろ再調査を約束した。しかし、一向に進んでいない。政府は再調査の進捗状況を確認するため外務省の伊原氏らがピョンヤンへ向けて出発した。
 
被害者の家族からは、「今行っても成果は期待できない」「相手のペースに巻き込まれるだけだ」と言った反対意見や慎重論があったが、最終的には安倍総理が決断したようだ。
 
今回の再調査は、北朝鮮側が特別に権限を与えられた調査チームによって行われており、日本人が直接調査に加わることが出来ない。ピョンヤンに行って調査メンバーと会い、調査の進捗状況を質すのが訪朝団の目的だ。
 
何とももどかしいことだが、本当に拉致された人たちが元気でいるならそんなに時間をかけなくてもわかるはずだ。被害者の家族も高齢になった。何とか早く決着がつけばよいのだが。

日曜日, 10月 26, 2014

テープレコーダー

 

現在、音声録音はICレコーダーなどのデジタル機器に変わってしまったが、数年前まではカセットテープに録音していた。カセットテープが発表された当時のことをよく覚えているが、当時としては画期的な商品だった。
 
磁気テープに音声を録音する技術は戦前からあったが、戦後に業務用として使われ出した。その後一般家庭にも普及し始めたが、当初はオープンリール式の磁気テープだった。やがて1960年代に開発されたカートリッジ式のカセットテープが普及し始めた。
 
これを組み込んだ一体型ラジオ(ラジカセ)の出現で、ラジオやテレビの番組も容易に録音可能になり、技術進歩による音質の改善と相まって大ヒットして、ラジカセはどこの家庭にも一台以上ある状態になった。
 
一方、録音したテープを携帯型プレーヤーで聴く「モバイルオーディオ」と言うスタイルも定着した。こちらもデジタル化してしまったが、それでもカラオケの練習などの用途では、まだカセットテープレコーダとカセットテープが使われているようだ。

土曜日, 10月 25, 2014

ドイツの選択



現在、ヨーロッパの経済は停滞したままだ。その中でドイツだけが絶好調だった。ここへ来てドイツ経済もすっかりさえなくなった。今年4~6月期はマイナス成長で、この傾向は本年度中続くと見られている。
 
不調の最大の要因はウクライナ問題で、ドイツはロシアから天然ガスと石油を大量に輸入している。一方、ロシアはドイツにとって重要な輸出先である。また、直接投資も熱心だ。ドイツはロシアを生産拠点にしようとしている。
 
ウクライナ問題でEUは、アメリカと共にロシアに対して制裁措置を発動している。EUの一員であるドイツだけが発動を止めるわけにはいかない。ECB(欧州中央銀行)はメルケル政権に対して財政出動や金融緩和を求めている。
 
メルケル首相の政権公約は2015年の財政を黒字化することなので、かたくなな態度をとり続けている。メルケル首相は金融緩和をすればEUの景気が上昇することは分かっているがそれが出来ない。ECBとドイツ政府との駆け引きが続いている。

金曜日, 10月 24, 2014

秋本番



 

今朝、和泉市の光明池近くのお客様へ届け物をしに行った。此処のお宅のお庭には色々な植物が植えられていて、ピラカンサの樹が真っ赤な実を付けていた。お客さん曰く、この樹は自分で植えた記憶がない。多分小鳥が種を運んできたのだろうとおっしゃっていた。 

道中の街路樹も赤や黄色に色づいてきている。銀杏の黄色も朝日に生えて鮮やかだった。秋本番だ。あと数日で11月になる。11月中には何処かへ秋を訪ねに行きたいと考えている

 
本日、京都の知人から芦生か嵯峨野の里山へ行きませんかとお誘いを頂いた。いつものメンバーに声をかけて是非連れて行ってもらいたいと思っている。芦生へはこれまで何度も行っているので、僕の希望は嵯峨野方面へ行きたいなと考えているのだが。

 いずれにしても11月中には何処へ行こうかと考えていた時だったので、お誘い頂いたのは嬉しいことだ。皆さんと相談して早急に決めようと思っているところだ。

木曜日, 10月 23, 2014

中国金融機関への救済


かって、平成10年ごろの日本では、不動産投資に失敗した長銀や日債銀や拓銀を、日本銀行が懸命に支えていた時期があった。公的資金を約18兆円投入したが、結果的に8兆円を踏み倒して倒産した。今、中国でも同じようなことが起こっているそうだ。
 
中国の中央銀行である人民銀行が、傘下の金融機関に9月と10月に合計約13兆円を資金供給したと報道された。中国では、造ったがまったく売れないマンションが林立している。これらの物件は、地方政府が実質的なオーナーとなって建設されたものだ。
 
また、鉄鋼等の国有企業も在庫の山を築いている。地方政府は、「金がないのだから返済できん」と開き直っている。こうして金融機関は不良債権の山を抱えて、長銀や日債銀と同じ状態になっている。
 
しかし、中国の金融機関は国営だから潰すわけにはいかず、人民銀行は救済融資に乗り出しているのだが、これから先どれだけ必要か誰にもわからない。もっとも経済が回復しマンションが売れ出せば不良債権はなくなるが、その可能性は低い。バブル崩壊で中国が世界の経済を牽引していた時代は終わったようだ。

水曜日, 10月 22, 2014

万葉仮名



隔週ごとに診察を受けに行っている診療所の待合室に「万葉の歌」と題する15巻シリーズの本がおいてある。時々拝見しているが面白そうなので先生に許可を貰って1冊借りてきた。先生の話では、若いころから万葉集に興味があって購入したとの事だった。
 
6年前にNHKのBS放送で一年間にわたって「日めくり万葉集」と言う番組が放送された。一回5分の放送時間だったので録画しながら観ていたが、12枚のDVDにダビングして保存してある。これを先生に差し上げようと思い全数コピーした。
 
この放送の一番初めの歌が、額田王の「あかねさす むらさきのいき しめのいき のもりはみずや きみがそでふる」だった。万葉集が編纂されたころの日本には文字がなく、中国で使われていた漢字に日本のことばを当てはめて書いていた。俗に借字と呼ばれたが、万葉集に多く使われているので万葉仮名とも呼ばれた。この歌を万葉仮名で書くと次のようになる。

「漂茜草指 武良前野逝 標野行 野守者不見哉 君之袖布流」

火曜日, 10月 21, 2014

軟骨伝導



軟骨電導とは耳の軟骨で聞く方法だ。人の耳は大部分が軟骨でできている。この軟骨で聞く補聴器が開発されたそうだ。また、軟骨伝導を応用したスマートフォンの試作機も出来ているとの事だ。
 
普段音を聞くときは、耳が空気の振動を受け取り、神経信号に変換されて音として認識している。このスマーフォンには、振動子と言う細かな振動を起こす装置がついていて軟骨に接触させて音を聞く。
 
このスマートフォンが威力を発揮するのは、回りが騒音だらけでとてもうるさい環境でも通話が可能である。そして、通話相手の話し声が漏れなくて済む。
 
軟骨伝導の仕組みは、耳の穴の壁の軟骨にも振動が伝わり、耳の中の空気が振動して音が生まれる。これが鼓膜を揺らして音が聞こえるのだ。他方、骨電導と言うのがあるが、こちらは直接頭蓋骨が音の振動を感じるので鼓膜を介していない。

月曜日, 10月 20, 2014

白木蓮の実



 
浄瑠璃寺門前の 「あ志び乃店」の庭には、大きなハクモクレンの木が植えられている。春には真っ白な大きな花が見事に開花する。今年の3月31日に、いつものメンバーで押しかけて満開の花を愛でてきた。
 
「あ志びの店」は10数年前から何度となく訪れている。最初はホームペジ上の掲示板での書き込みが縁でお邪魔するようになったのだが、最近はTwitterで情報を発信されている。
 
先日訪れた当麻寺の西南院で、これまでに見たことのない赤色のグロテスクな実のなっている樹があった。これがハクモクレンの樹だと教えてもらい、こんな実が出来るのだと初めて知った。花も派手だが実も派手だ。
 
「あ志びの店」のハクモクレンの樹にもこんな実が出来るのかなと思っていたら、数日前のTwitterに、ハクモクレンの実の画像が添付されていた。

 

日曜日, 10月 19, 2014

孫の運動会

今年6年生の裕果は、小学校生活最後の運動会で、プログラムの最後に組体操をすると聞いたので、午後から見物に行ってきた。この小学校は大阪市で一番生徒数の多いマンモス校で、生徒数は2000人を超えているそうだ。

 

校庭は、見物の父兄たちでごった返している。列のうしろからカメラを構えたが人の頭ばかり大きく写ってまともな写真が撮れない。それでも最後の組体操の時には前の方に行くことが出来て望遠でシャッターを切りまくったが良いアングルでの撮影は出来なかった。

 

三脚が立てられたらもう一寸ましな写真が撮れたかも知れないが、周りでは誰も三脚を使っていない。三脚や脚立は許可されてないようだった。帰宅後早速編集してみたが、やはり気に入ったものは一枚もなかった。

 

今日は天気も良く、孫の晴れ姿が見られて良かった。午後3時半ごろには勝敗の発表があり、僅差で赤組の勝が決まった。校長先生のあいさつに続いて、校歌の斉唱を聞いてから学校を後にした。

土曜日, 10月 18, 2014

百寿者


100歳以上の高齢者のことを百寿者と呼ぶらしい。日本の百寿者は毎年3000人から4000人の速度で増え続け現在では6万人以上いるそうだ。

 

日本人の平均寿命は男性が80歳、女性が87歳だ。一方、健康年齢は男性71歳、女性74歳でその差がかなりある。長生きしても健康でなければだめだ。しかし、100歳まで生きた人は相対的に心身ともに元気だ。

 

長生き老人はその人の境遇の如何にかかわらず、年齢を重ねるにしたがって世の中を肯定的に見るようになり、自身の幸せを感謝するようになるのだと聞いたことがある。老人は歳を重ねれば重ねるほど穏やかで精神が安定すると言うのだ。

 

自分も百寿者の仲間入りをしたいと考えている。そして、心穏やかに世の中に感謝した人生が送れるようになりたい。その為にはまず健康だ。歳相応の体力を維持しなければなるまい。やはり、毎日規則正しい生活をすることだろう。

金曜日, 10月 17, 2014

資源バブル時代の終焉


   原油価格が低下している。原油は現在過剰になりつつある。アメリカはシェールガス革命で輸入国から輸出国になってしまうし、ヨーロッパ経済も不調だ。WTI価格は直近では2割以上低下している。

 

さらに中国の景気減速が著しく、鋼材の在庫が倉庫に山済みで鉄鋼生産は減産に踏み切った。当然燃料の原油もいらなくなる。世界中から資源を買いあさっていた中国人バイヤーが消えた。

 

今でも天然ガスや石油を購入しているのは原子力発電を火力発電に変えねばならない日本位だが、ここへきて日本にとっては思わぬプレゼントをもらったようなものだ。 

  日本の各電力会社は電気料金の値上げをとどまった様だが、ガソリンの市場価格は高止まりのままだ。近いうちには安くなるのではと期待しているのだが

水曜日, 10月 15, 2014

O2O


Online to Offlineの事で、オンライン(インターネット)の情報が、オフライン(実世界)の購買活動に影響を与えることを指す概念で、主にEコマースで使われている言葉だ。

 

「O2O」と言う言葉が流行し始めたのは最近の事だが,これまでにもオンラインで調べ、オフラインで買うと言う行動はあった。しかし、最近のスマートフオンの普及とソーシャルメディアの浸透によって、「O2O」が注目される要因になったようだ。

 

Wi-FIサービスを提供する店舗や公共機関が増えて、スマートフォンの所有者はいつでもどこでもインターネットと繋がる状態になった。GPS機能で場所に応じた情報も得られる。

 

そのようなことを見越してか、Amazonが、ニューヨーク・マンハツタンに実店舗を出店するそうだ。今のところ小規模な庫型店舗ということしかわかっていないが、Amazonの実店舗がどのようになるか興味津々だ。

火曜日, 10月 14, 2014

サムスンがこけたら



今まで、飛ぶ鳥を落とす勢いで業績向上をしていた韓国サムスンは、中国メーカーの攻勢で、スマートフォンの世界シェアーは5位に後退した。かって、日本のスマートフォンがサムスンのギャラクシーに駆遂された再現が中国で起こっている。

 

サムスンは韓国経済のGNPの20%を稼ぎ出す韓国企業だから、サムスンがこければ韓国がこける構図になっている。ありもしない従軍慰安婦問題を国際社会で非難し続けてきたパク・クネ大統領も元気がなくなってきている。

 

最近のパク・クネ大統領は、産経新聞にいちゃもんをつけて、元支局長を人質に取った。そんなことしかできないくらい韓国経済にイエローランプがともりだし、何時レッドランプに変わるか知れない状態だ。

 

これまで、韓国の経済が失速し経済危機が起こる度に日本に泣きついてきていた。しかし、パク・クネ大統領は中国になびいている。だが、その中国からスマートフォンで攻勢をかけられたサムスンは、早晩赤字に陥るだろう。さらに、現代自動車もウォン高で収益が悪化している。日本にとっては、韓国経済の低迷は福音だろう。

 

月曜日, 10月 13, 2014

水琴窟

 


大型の台風19号が九州地方に接近中の昨日、Tさん、Iさん、Uさんご夫妻と5人で二上山に登ってきた。体調の状態を確認する為に歩いてみたが、やはり一寸苦しかった。それでもメンバーの励ましで、正午頃には雌岳頂上に到着できた。

 

気持ちの良いハイキング日和で、下りは気分よく當麻寺に到着した。當麻寺の西南院は、関西花の寺第21番霊場で、以前一度訪れたことがある。ぼたんの咲くころは大勢の参拝者があるが、昨日は静かだった。

 

寺の縁起では、西南院は、白鳳時代に當麻寺が遷造した時、神の守り寺院として創建されたのが始まりで、その後、真言宗の寺として人々の厚い信仰を集めていると書かれてあった。


 

この寺の庭園には、江戸時代に考案されたと言う水琴窟がある。昨日もこの寺に立ち寄ったのは水琴窟の音色が聞きたかったからだ。寺で貰った説明書によると、「つくばい」より流れ落ちた水は、土の中に隠された素焼きの壺の中の水面に落ち、その音が反響して琴に似た音色を出すと書いてあった。心を和らげられる音だ。我々は気分よく當麻寺を後にした。

 

日曜日, 10月 12, 2014

迷惑ソフト


 これまでにも、詐欺まがいのソフトに悩まされているが、何とかアンインストール出来ていた。ところが今回はひつこすぎる。ネット検索すると画面上に添付したような画像が現われて、偽のセキュリティーソフトを買わすように誘導する。

 訳のわからない広告やゲームが現われたりもする。快適な検索が出来ずストレスが溜まってしまう。ネット上に削除方法を書いたサイトがあった。削除するにはこのソフトをダウンロードするといいと書いてあった。

 ところが 別のサイトで調べてみると、そのソフトを使うと一応改善するが、ダウロードしたソフトが別の悪さをする。これも迷惑ソフトだ。今度は゜このソフトが中々削除できない。「殺人鬼を追い出したらやくざに居すわられたようなものだ」と書いてあった。

 まったく困ったものだ。ブログを書いたりネット検索するのがわずらわしくてしようがない。暫く様子を見ているのだが、勝手に出て行ってくれるような気配がない。やはり、プロに見てもらう必要があるようだ。

土曜日, 10月 11, 2014

ブラジル経済の低迷



ブラジルでは大統領選挙が実施されているが、労働党のルセフ氏が続けてきた弱者保護政策か、それとも対抗相手の社会民主党のネベス氏が掲げている産業育成策に転ずるかの天王山になっている。

 

資源大国ブラジルは、鉄鉱石や銅の価格上昇で栄えていた。しかし、2011年ごろからGDPの伸び率がどんどん下がり始め経済が低成長に陥っている。ワールドカップやオリンピックの為のインフラ投資も経済活性化にはならなかった。

 

10年に及ぶ労働党政権は、貧しい人々への補助金政策で貧困者層の支持を得てきたが、富裕層や都市部住民からは反発を受けていた。ここに来て経済が失速して国家収入が減少。公共料金の値上げなどの施策に出たが、都市市民からは大反発を受けている。

 

ワールドカップの開催とオリンピックの誘致には成功したが、そのための財源確保にも四苦八苦している。資源価格の下落が大きな誤算だった。これまでは世界の資源を買いあさっていた中国の経済の失調が一番の原因だ。さて、ブラジル大統領選挙の結果は如何に。

金曜日, 10月 10, 2014

LED照明


 

「明るく省エネ型の白色光源を可能にした、効率的な青色LEDの発明」と言うのが、今回、日本人3人がノーベル物理学賞を受賞することになった授与理由だ。

 

光の三原色が、赤と緑と青と言うことは知っている。3色が揃うと白色はもちろんどんな色でも作れる。1960年代に発光ダイオード(LED)が発明された。しかし、赤と緑は出来たが、青色の開発がうまくいかなかった。

 

今回受賞した3人のうち、名古屋大学の赤埼氏と天野氏の師弟が、窒素ガリウムによる青色LEDの基礎研究を行い、それを産業に応用し量産化に成功したのが中村氏だ。中村氏の事は特許権裁判で知っていたが、現在はアメリカ国籍を取得してカリォルニア大学で教授をしているそうだ。

 

最近は、各家庭にLEDの照明器具が普及しつつある。大型のカラーディスプレイが町中に増えている。パソコンやテレビのバックライトにも使用されており、21世紀はLEDの世紀になるだろう。この発明を日本人がしたことは誇らしいことだ。ノーベル賞受賞に対し心からおめでとうと言いたい。

木曜日, 10月 09, 2014

天体ショー



昨夜7時半ごろいつものスーパーへ買い出しに行く途中、そこら中で空を見上げている人を見かけた。「そうだ今夜は月食だったな」。フロントガラス越しに空を見上げるといつも見る月が赤黒くなっている。

 

お月さんの輝きは、太陽に照らされた姿を地球上から眺めているのだが、たまたま地球が太陽と月の間に入って光をさえぎった時の状態が月食だ。昨夜は全国的に天気がよく、各地で観測されたようだ。

 

スーパーからの帰り道でも、若い女性がスマホを空に向けている姿があった。マイカーにはデジカメを手元に置いてあるが、僕は月食の撮影をしようとはサラサラ思わなかった。多分、ネット上にはきれいな画像がアップされていることだろう。

 

先日、仲間に入れて貰った「かもめクラブ」のメーリングには早速、Boobyさんこと同業のOさんが写真を添付されていた。添付した皆既月食の画像は、いつもきれいな写真を紹介してくれる、「野草録」の「ろう」さんがアップされたものを拝借しました。

水曜日, 10月 08, 2014

ハイレゾ


 

最近、「ハイレゾ」という言葉を見聞きするようになった。ハイレゾとは、ハイレゾリューション・オーディオの事で、テレビがSD画質からハイビジョンとなり、さらに4Kへと進化しているのと同じような流れが、オーディオの世界でも始まっているようだ。

 

ハイレゾ音源は、音楽CDやDADを越える情報量をもつデーターの事で、レコーディングの際に音の強弱を高速に細かく分解して記録するので、元々の音をより正確に再現できる。

 

音楽CDが規格化された1980年当時は、可聴帯域であるとされている20Hz~20KHzをカバーできればよいと定められた。ところが最近では、20KHz以上の聞き取れない音も再現することで、サウンドの空気感を伝えリィアリティーが増すと言われてきた。

 

ハイレゾ音源は、CDの3倍~6倍の情報量を持つため、インターネット上で販売・配信が行われる。従って、パソコンとハイレゾ音源対応のオーディオ機器が必要だ。対応機器は、パナソニック、ソニー、その他の専門メーカーから発売されているが、いずれも高価だ。音楽マニヤは手を出すかも知れないが、果たして一般市場で受け入れられるだろうか。