かくれ里

水曜日, 9月 30, 2015

九条葱


ネギは日本料理には欠かせない食材だ。関西でネギといえば青ネギをさすが、関東は白ネギが多い。青ネギは九条ネギが有名だ。元々はなにわに自生していたネギが原種と言われ、後に京都に伝わって品種改良が施された。
 
その後伝統的に生産され続けている京野菜のひとつである。京都府南区の九条地区が が主産地だったことからその名がついた。現在、作付面積も増えており200ヘクタール以上になっている。
 
九条ネギには、色が濃い太めの黒種と浅黄色で細めの浅黄種がある。伝統的な栽培方法は非常に手間がかかるそうだ。秋に種を蒔き、春に植え替え、夏には一旦株を掘り出して1ヶ月間天日で乾燥させ、もう一度植えつけて晩秋にやっと収穫できるそうです。
 
  九条ネギを使ったレシピはネット上に沢山ある。一般的には和え物にすることが多い。ヌタ料理にして食べても美味しい。我が家では薬味用として常備してある。

火曜日, 9月 29, 2015

国連総会



国連総会は、国連に加盟するすべての国の代表で構成され、予算を審議し承認したり国際的な問題を討議したりしている。加盟国は現在196を数える。国連総会では各国が一票の議決権を持っていて、通常の事案は過半数の賛成により決定する。
 
総会は毎年9月にニューヨークの国連本部で開かれている。総会では、加盟国の代表による一般演説が行われ、自国の政策をアピールする場ともなっている。
 
日本の安倍総理大臣は、中東各地からの難民がヨーロッパに押し寄せている問題を踏まえ、日本円にして972億円の支援を行うなど、難民支援を一層拡充する方針を示すことにしている。
 
国連総会を舞台に各国の首脳会談も行われているが。安倍総理とロシアのプーチン大統領の会談が行われた。米ロ首脳会談も続き、日米ロの外交駆け引きが展開している。プーチン大統領と安倍総理は信頼関係を重視しているが、何故かオバマ大統領は日ロ首脳関係に冷たい視線を向けているそうだ。

日曜日, 9月 27, 2015

中秋の名月


 

今日27日は旧暦の8月15日。今宵の月は「中秋の名月」です。今夜はスーパームーン前夜で最大の美しい満月が愛でられるとの事なので、3階のベランダより観月した。
 
なるほど、いつもより明るい大きな月が東の空でこうこうと輝いている。僕はあまり天体には関心がないのだが、今夜は愛用のデジカメを持ち出して無造作にシャッターを切った。だが、添付写真のような物しか撮れなかった。
 
中秋の名月=お月見という訳で、子供の頃には月見団子を供えたりした思い出があるが、最近はあまり見かけなくなった。
 
ところで、今年の名月は特別だそうだ。明日28日の満月が「スーパームーン」ということで、月が最も地球に近づくときの満月との事だ。明晩も大きくて明るい月が見られるようだ。

土曜日, 9月 26, 2015

国連サミット



ニューヨークの国連本部に130の国の首脳が集まって環境と開発に関する国際連合会議(国連サミット)が25日に開幕し、開幕にあたってローマ法王が演説を行った。そして、2030年までの世界の持続的発展を目指しての開発目標が全会一致で採択された。
 
新しい開発目標は、発展途上国だけではなく、先進国も対象にしており、貧困の格差の解消、環境に配慮した経済成長、平和で公平な社会の実現など17分野169項目にわたっている。
 
国連の2000年からの開発目標は15年間の期限が今年で切れる。しかし、2000年以降の金融危機やイラク戦争など、課題が沢山あって支援が十分に出来ていなかった。今度の目標の宿題は「持続可能な開発目標」と掲げている。
 
世界がより複雑になって課題も増えている。短期的な利益の為に環境を後回しにしたり、誰かを犠牲にするようでは長続きしない。持続的な成長、環境や将来の世代に負担をかけない成長でなければ宿題は終わらない。途上国、先進国の区別なく、認識しようと呼びかけている。

木曜日, 9月 24, 2015

授戒体験


 

高野山大師教会では毎日阿闍梨さまによって「菩薩十善戒」のお授けがなされている。誰でも参加することが出来る。毎時受付がされており僕は午前11時の体験に参加した。
 
広い大講堂の一番奥に儀式の場がある。すべての戸を閉め切って暗闇の中で奥の壇座に阿闍梨様がお座りになられて儀式が始まる。そして静かに真言を唱えられ皆で復唱する。お経が終わり「菩薩十善戒」を授かった。続いて阿闍梨さまのお話を拝聴した。
 
「菩薩十善戒」とは、日常の生活の中で実践する仏教における規範のようなもの。この教えを実際の生活に活用し実践できればいいのだが。 
 僕はこれまで、高野山へは数えきれない程訪れているが、墓参りだけして帰ることが多かった。昨日はいい経験が出来た。

水曜日, 9月 23, 2015

高野山へ



連休最終日も天気が良かった。予定通り高野山の墓参りに行った。家内が行かないというので今回は電車で行くことにした。沢ノ町駅6時45分発に乗車。ケーブルカーを乗り継いで9時前に高野山駅に到着。
 
高野山開創1200年記念の為か高野山駅はきれいに改装されていた。830円でバスの一日フリー切符を買って乗車。墓参を済ませ奥の院へと向かう。奥の院御廟では般若心経を唱える。
 
今日はいつもより参拝者が少なかったように思った。奥の院駐車場の槇売り場のおばさんは、「一昨日、昨日は、すごい人出だったよ」と言っておられた。奥の院のバス停より乗車する。
 
まだ時間も早いし、フリー切符も買っているので、金剛峯寺付近で途中下車した。金剛峯寺駐車場で他県の珍しいナンバープレートをスナップしてから、授戒体験をするために大師教会へと向かった。授戒体験については明日書くことにする。

月曜日, 9月 21, 2015

植村直巳


 

今日は敬老の日、明日は国民の祝日、明後日は秋分の日、昨日の日曜日と合わせて4日連続の休日だ。当店も暦通り休業している。連休最後の23日は高野山への墓参の予定を組んでいる。
 
秋の連休とは関係ないが、今日は冒険家の植村直巳の話題を書こう。きっかけは今朝のラジオ放送で兵庫県豊岡市にある植村直己冒険館の紹介をしていたからだ。冒険館の事は知らなかったが、植村直己の事は承知している。
 
知人に植村直己さんの従弟がいて、子供の頃の話題を聞いたことがある。今は引越しされてご無沙汰しているが、彼から植村直己自筆の色紙を貰った。
 
植村直己は昭和16年生まれで、僕と同年代の人だ。数々の冒険の事は周知のことだが、43歳の時にアラスカのマッキンリー山中で消息を絶った。余談だが、このブログ9月15日に書いた根深 誠さんは彼と懇意にされていて、捜索にも参加されたそうだ。

日曜日, 9月 20, 2015

あ志び乃店



秋晴れの今日、このブログに何度も登場している京都加茂にある国宝の寺、浄瑠璃寺門前の「あ志び乃店」へ14名が車2台に分乗して訪問した。昼食を食べながら歓談し、広い庭園で記念写真を写した。
 
この店にお邪魔するようになって15年近くなるが一年に一二度は訪れている。この店も浄瑠璃寺も素晴らしいがこの辺りの雰囲気が気に入っているのだ。何度来ても飽きないところである。
 
今朝は10時過ぎに浄瑠璃寺の駐車場に車を止めて、いつものコースを岩船寺に向けて歩き始めた。岩船寺も由緒のある寺でこれまでに何度も拝観している。関西花の寺15番霊場の寺でアジサイの頃は訪れる人が多い。
 
  昼食後に浄瑠璃寺の庭園と、国宝の本堂に安置されているこれも国宝の九体阿弥陀如来像を拝顔して浄瑠璃寺を後にした。紅葉には少し早かったが、道中の彼岸花(曼珠沙華)が美しかった。

土曜日, 9月 19, 2015

メガソーラ



台風18号による記録的な豪雨で川の堤防が決壊したり、堤防を越えて川の水があふれ出る越水による被害が生じた。あふれ出た場所の一か所は、鬼怒川沿いの太陽光発電所に隣接する川岸だった。
 
この太陽光発電に関しては、元々自然堤防の役割をしていた丘陵部を発電所工事の時に切り崩したことが今回の越水を引き起こした要因になったのではとメディアが報じている。
 
自然堤防を削ったことによる洪水の危険性は市議会などで指摘はされていたとしている。これに対して削られた部分には土嚢を積み上げて処置していたそうだ。
 
  太陽光発電所もほぼすべて設備が倒壊した。広い範囲に設置された太陽光パネルもほとんどが倒壊している。天災とはいえ、大きな損失である。ある程度は想定の上設計施工したのだろうが想定をはるかに超えていたのだろう。やはり自然は恐ろしい。

金曜日, 9月 18, 2015

FRBの利上げに注目



今、世界経済が混乱に陥る引き金になるかも知れないと言われているのがアメリカの利上げについてだ。これまでアメリカの大規模な金融緩和で新興国には大量の資金が流れている。
 
アメリカが現在のゼロ金利から利上げに舵を取ったら投資家が資金を一気に新興国から引き上げ株価や通貨の暴落を引き起こす心配があるからだ。
 
日本にとっても無関係ではない。円安が一段と進んで食料品などの値段が今以上に上がる心配が出てくる。
 
  アメリカの利上げが現実になるかは未知数だが、アメリカの国内だけを見ると、経済は堅調な回復を遂げている。失業率も改善している。このままではバブルが起きかねない。大規模金融緩和という緊急措置を正常な状態に戻す必要がある。昨夜のクローズアップ現代はこの話題について報じていた。

水曜日, 9月 16, 2015

ブナの木



ブナの森は保水力が高く自然が良好な形で形成されているそうだが、その多くが伐採されまとまった天然林はほとんどなくなった。大阪近郊の山でもブナの森はあまり知らない。
 
ところで、先月Oさんに連れて行ってもらった和泉葛城山のブナ林は、国の天然記念物として文化財の指定を受けているそうだ。当日、N先生からブナの葉っぱの見分け方などを教えてもらった。
 
ブナの木は、高さ30mに達する落葉高木で若い枝は褐色で光沢がある。秋には黄葉し、その後落葉する。5月ごろに葉の展開と同時に開花する。果実は10月ごろに成熟し、中の胚乳は渋味がなく美味で生のまま食べられるそうだ。
 
しかし、ブナは基本的に毎年不作であり、5~10年に一度豊作になるだけだそうだ。ブナについて調べてみると色々わかってきて面白い。草花にも興味があるが、樹木の事ももっと知りたいと思うようになった。

火曜日, 9月 15, 2015

根深 誠さん



今朝のラジオ深夜便「明日へのことば」で、「津軽百年の森づくり」会長の根深 誠さんが興味深い話をされていた。根深さんは登山家でルポライターだ。ブナの苗木を津軽平野に植えて津軽の森作りに取り組んでおられる。
 
根深さんは子供のころから山に入って遊ぶことが大好きで、これまでヒマラヤなどの山々を歩いている。白神山地の世界遺産が20周年を迎えた3年前から青森市に提案し人々の見えるところにブナの木を植えて世界遺産とリンクした街づくりを始めた。
 
昔からブナの木は、建築用材としてはあまり利用されなかった。戦後、大規模に伐採され杉が植えられてブナ林が縮小した。しかしブナの腐葉土が積もって水を貯え、平野部に安定して水を供給するので田畑が潤う。そして、海に流れ込み海藻等を育て魚を育む。
 
山と川と海がつながりになった社会を考える必要がある。20数年前、ふるさとの自然を守るために確固たる意識はなかったが、反対運動に参加して白神山地が世界遺産になったのだから、反対運動の到達点として「津軽百年の森づくり」をやるしかないと熱く語っておられた。

 

日曜日, 9月 13, 2015

洪水対策を考える



関東から東北地方の豪雨で大きな被害が出ている。河川の洪水被害の恐ろしさを改めて痛感した。当地にも一級河川の大和川がある。もしこの川が氾濫したならば、今回の比ではないと思う。
 
近年、地球温暖化の影響で雨の降り方が変わった。毎年のように何処かで記録的と言われる豪雨が降っている。今後もそのような雨が降ると考えられるが抜本的な対策が必要になってきたようだ。
 
現在国土交通省は、降った雨を川に集めて海に流すことを目標に堤防などを整備している。今後は流域全体で雨を受け止めて、例えば、河川の水位が上がって来た時には公園やグランドなどの住宅のない所に水をあふれさせるような対策を考えているようだ。
 
  そういえば、長居公園の地下には大きな貯水池があるそうだ。災害時の給水対策の為かと思っていたが、洪水対策の事も考えているのだろうか。

土曜日, 9月 12, 2015

ひやおろし



日本酒に「ひやおろし」という酒類があるのを初めて知った。僕は日本酒は全然飲まないので、どうでもよいことだが、少し興味があって調べてみた。
 
この種の酒が誕生したのは江戸時代。冬にしぼられた新酒の味が劣化しないように春先に一度火入れ(加熱殺菌)して大桶で貯蔵したまま夏を越し、2度目の加熱殺菌をしない「冷や」を大桶から「卸し」出荷する醸造法のことをいうようだ。
 
一般的に「清酒」と呼ばれるものは加熱殺菌を2度行い雑菌を殺し発酵を止めている。加熱殺菌を行わない酒を「夏の生酒」「初しぼり」などとして売られている。
 
これに対して「ひやおろし」は、一度だけ火入れして夏の間熟成させて秋口に出荷する。穏やかな香りと舌触りが滑らかで濃密なとろみが特徴のお酒として愛好家には好まれているそうだ。秋刀魚や松茸など秋の味覚にぴったりのお酒とも言われている。

金曜日, 9月 11, 2015

災害救助


台風18号の集中豪雨で、栃木・茨城県付近の河川が氾濫し大きな被害が発生している。50年に一度という豪雨で二日間の雨量は9月の平均雨量の2倍を超えているそうだ。
 
テレビでその場面を継続して実況中継していた。ものすごい濁流が民家を次々と押し流していく。民家の屋根で救助を待っている人もいる。2階の窓から大きな布を振って助けを待っている人も何人もいた。
 
全国から、消防庁や海上保安庁や警察のヘリコプターが救援に来ていた。もちろん自衛隊も空と陸から大活躍だった。流石に訓練がよく行き届いて手際が良い。
 
ヘリコプターの操縦は住宅地では難しいと思うが、障害物をよけてホバリングしながら上手に救助していた。日本の災害救助体制は実に素晴らしい。今回の災害に対しては、安倍総理を中心に対応がしっかりしていたと思う。

木曜日, 9月 10, 2015

国勢調査



平成27年国勢調査の書類が届いた。今回からインターネットでの回答も出来る様だ。国政調査は、わが国の人口の状況を明らかにするため大正9以来ほぼ5年ごとに行われている。
 
10年ごとの大規模調査と中間年の簡易調査に大別され、今回の調査は20回目に当たり簡易調査との事だ。ただし、沖縄県だけは復帰後の昭和50年から行われている。
 
今回の調査の期間は、インターネット回答が9月10日~9月20日。従来通りの調査票での回答と提出は10月1日~10月7日となっている。
 
インターネットでの回答はパソコンまたはスマートフォンで出来るそうだ。自分はパソコンでしようと思っている。総務省は、インターネットで約1000万世帯の回答があるとみている様だが、結果は如何に。

水曜日, 9月 09, 2015

自民党総裁


日本の政治は自民党によって国の形が変わろうとしている。その自民党の総裁に無投票で安倍晋三氏が再選されることになった。今後、平成30年までの3年間の任期を務めることになるのだろう。
 
自民党は結党以来、一部の期間を除いて衆議院では比較第一党を保っているため、歴代の自民党総裁は国会で首班指名され内閣総理大臣を務めている。だが、歴代総裁で内閣総理大臣に就任していないのは、河野洋平氏と谷垣禎一氏のみだ。
 
過去の自民党総裁と内閣総理大臣の任期で一番長かったのは佐藤栄作氏の8年だ。次が小泉純一郎氏と中曽根康弘氏の5年だ。第二次安倍内閣は何年間になるのだろうか。
 
今の国会の会期があと3週間を切った。安倍総理は今国会で最大焦点の安全保障関連法案を確実に成立させたい考えだ。野党側は法案を強引に採決はさせないと、内閣不信任決議案の提出も考えているようだ。

月曜日, 9月 07, 2015

地球温暖化対策



今年の暮れにパリで地球温暖化対策の国際会議CPO21が開かれる。作業部会で合意文書を作るための準備が進んでいるが、今年の会議で目指すのは先進国だけでなくすべての国が参加する合意だ。
 
今年の会議では、18年前の京都会議(COP3)の時に合意した京都議定書のように、各国に削減目標を一方的に義務付けるのではなく、各国がまず自主申告するという方式がとられるようだ。
 
排出量が多い国のうち、中国、アメリカ、ロシア、日本はそれぞれ削減目標を自主申告し、温暖化を防止しようという意思を表示している。ところが、排出量世界第3位のインドが提出の期限が切れても目標を出していない。
 
インドの言い分は、「元々温暖化はこれまで大量に二酸化炭素を出してきた先進国側に責任がある」と訴えている。京都会議以来続く先進国と途上国の対立は根深い。自主申告していない国はインドの他ブラジルや南アフリカなど多くの新興国や途上国がまだ申告していない。

土曜日, 9月 05, 2015

避難指示解除



原発事故から4年半を前に福島第一原発から20キロ圏内にあった。楢葉町の避難指示解除がされることになったが、簡単に喜べる状態ではないようだ。
 
楢葉町には事故前7300人が住んでいた。事故の後、町民全員が町役場と共に「いわき市」に避難している。国は、除染などが進んだとして8月初めに避難解除する積りでいたが、町民からの時期尚早等の意見があって本日の解除となった。
 
しかし、町民にしてみれば、とても安心して暮らせる生活環境ではないとしている。学校が再開されるのは二年後だし、県立の診療所が整備されるのは来年2月の予定だ。買い物なども不便だし、帰宅を躊躇する者も多いようだ。
 
4年半も過ぎれば、事故の前後に生まれた子供達は、幼稚園児や小学生低学年になっている。この子らにとって楢葉町はふる里ではないだろう。親たちも子供のことを考えたら簡単には戻れないだろう。結局、高齢者のみの帰宅となって、介護・医療の問題がクローズアップされることになるように思う。

金曜日, 9月 04, 2015

欧州の難民問題



中東やアフリカからヨーロッパに流入する難民や移民が急増している。内戦の続くシリアからギリシャに流入する難民は今年に入って25万人近くいるそうだ。
 

こうした背景には、中東やアフリカでの政治の混迷や治安の悪化で苦しんでいる人々が少しでも良い生活を求めてヨーロッパを目指しているのだ。
 
国連難民高等弁務官事務所は、「EUとすべての加盟国が団結し、共通の方策を導入することだ」との声明を出しているが、欧州各国の足並みはそろっていない。
 
  EUのルールでは、難民や移民が最初に到着した国が滞在許可の審査など一切の責任を負うことになっているが、地中海沿岸のイタリアやギリシャなどや、既に多くの難民を受け入れているドイツやフランスなどは、負担が大きすぎるとしてルールの見直しとEU各国で受け入れを分担するよう求めている。

木曜日, 9月 03, 2015

抗日戦争勝利記念式典


 

中国の天安門広場で行われる大規模な軍事パレードで、集近平政権が並々ならない力を入れているようだ。それでは抗日戦争とは一体どんな戦争だったのだろうか。
 
日本の近代史によると、1930年代、日本軍は中国に駐留していた。日中戦争のきっかけは盧溝橋事件だったと書かれてある。初めは些細な争いだったが、結果的には長期間続く戦争となり1945年まで続いた。この戦争を中国は「抗日戦争」と呼んでいる。
 
当時、日本軍が戦ったのは蒋介石総統率いる国民党政府で、現政権の中国共産党ではなかった。戦後、国民党と共産党との内戦で毛沢東の共産党が勝って、1949年に中華人民共和国が建国された。
 
  要するに、共産党は抗日戦争の主役ではなかったのだ。しかし、胡錦濤国家主席時代の2005年あたりから、共産党と国民党が作戦任務分担をしたのだと言い始めた。本日のパレードには日本を始め欧米各国の首脳は出席しなかったが、ロシアのプーチン大統領と韓国のパク・クネ大統領は出席した。

水曜日, 9月 02, 2015

防災週間



防災週間とは9月1日の「防災の日」を中心とする1週間の運動期間のこと。期間は8月30日から9月5日まで。広く国民が災害についての認識を高めることなどを目的としている。
 
日本列島は地震、津波、火山噴火、台風、豪雨などの大規模災害はどこででも起こり得る。週間中には全国で防災訓練や関連行事が実施されている、自治体と住民の役割を確かめる必要があるからだ。
 
だが、訓練は形式的なことが多いようだ。様々なことを想定してハザードマップを作製し、訓練しても、現実に起こった時に役に立つかはわからない。結局のところ各人が自覚することが大事で、まず安全な場所に避難することだ。家族が情報を共有していることが必要だろう。
 
しかし、最新の科学をもってしても正確な災害の予告は難しい。それでも災害は忘れたころにやって来る。その時の為の心の準備だけはしておく必要があるだろう。