かくれ里

金曜日, 9月 29, 2017

佐藤愛子



Amazonで添付写真の本を買った。著者は1923(大正12)生まれ、93歳で現役の直木賞作家の佐藤愛子だ。異母兄にサトウハチローがいる。これまで直木賞はじめ数々の賞をもらっている。今年4月には旭日小綬章を受けた。
 
この本は、小学館の「女性セブン」に連載されたエッセイ集を集めたものだが、大ベストセラーになっている。読者からは色んな感想が寄せられていて、NHKのラジオ深夜便のインタビュー番組でお声を聞いた。
 
93歳とは思えない声と受け答えにびっくりした。これまで彼女のことは知らなかったが、「90歳。何がめでたい」いう本が話題になっていることは聞いていた。気になってこの本をAmazonに発注したら数日で届いた。
 
一通り呼んだが、何かと教えられることが多かった。最後の章で「おしまいの言葉」なるものが書かれてある。88歳で最後の長編小説『晩鐘』を書きあげて、これからはのんびりしようと考えていたが、愈々「のんびり」の生活に入ってみると気が抜けたようで楽しくないのだ。そんな時のエッセイ依頼だった。タイトルの『90歳。何がめでたい』はその時に閃いたもので、ヤケクソが籠っていると書かれてあった。

木曜日, 9月 28, 2017

ハギの花



昨日は、長居植物園の「万葉の小経」の萩の花が満開だった。万葉の小経には時々行っているがこれまで満開の萩に出会えなかった。しかし今回は堪能することが出来た。
 
長居植物園へは自転車で行くことが多い。200円の入園料は65歳以上の大阪市民なら無料パスだ。同業のTさんを誘っていくこともあるが、今日は一人で行った。ところが入園口が変わっていた。今までの入口は団体専用になっており、一般は自然史博物館と一緒の入口になっていた。
 
ハギはマメ科の植物で、日本各地の山野でごく普通にみられる。花期は7月から10月だ。花は豆のような蝶型で赤紫色のものが多いが白もある。秋の十五夜(満月の夜)に、すすき、だんごと一緒に、縁側などに置いてお供えする風習があるが、都会ではほとんど見ることがなくなった。
 
ハギは秋の七草のひとつに数えられている。秋の七草は、オミナエシ(女郎花)、キキョウ(桔梗)、ナデシコ(撫子)、フジバカマ(藤袴)、オバナ(尾花)、クズ()とハギ()だ。ちなみに、奈良時代、山上憶良が万葉集に詠んだのが秋の七草の由来とされている。

水曜日, 9月 27, 2017

EVシフト


英国やフランスが、2040年までに内燃機関搭載車の販売を禁止する方針を打ち出すなか、中国政府がガソリン車やディーゼル車の製造販売を中止する検討を始めたと言うニュース。中国では環境負荷の小さいEVを早期に品ぞろえすることが求められており、市場に投入するための準備が進んでいると言う。             

日本車各社にも影響が及ぼしそうだ。ホンダは中国メーカー2社と共同開発すると発表した。開発したEV社は両社のブランド名で販売するそうだ。
 
日産は2018年から19年にかけて、中国市場における品ぞろえを拡充するようだ。だが、小型EVの市場では中国メーカーが普及を主導しており価格競争が激しい。
 
トヨタ自動車も、中国で人気の多目的スポーツ型のEV車を現地で量産する方向で検討に入った。トヨタは水素で走る燃料電池車を次世代のエコカーの柱として計画していたが、EVシフトが想定より早く、EVの開発を前倒ししている。

火曜日, 9月 26, 2017

ドイツの議会選挙


24日に行われたドイツの連邦議会選挙で、メルケル首相の与党が大幅に議席を減らしたが、第一党の座は維持した。これを受けてメルケル氏は4期目に向けて連立交渉に入った。しかし、交渉は難航しそうで、メルケル氏の手腕が問われることになる。
 
ドイツの単独政権は戦後1度だけでほとんど連立政権だった。これまではメルケル氏率いるキリスト教民主・社会同盟と社会民主党の大連立政権だったが、今回は社会民主党は連立に参加しないとしている。
 
そこで自由民主党との連立を模索しているが2党では過半数に達しないため、緑の党も加えた3党の連立が必要だ。これら3党が連立に向けてどう折り合いをつけるのかが今後の焦点になる。
 
今回の選挙で大幅に議席数を増やした右派政党のドイツのための選択肢(AfD)は2013年に設立された新しい党だが今回大きく躍進した。AfDは自党を反EU政党とはしていない。移民政策に於いては、専門的な能力を持つ移民は必要としているが、そのほかの者は移民の対象にしていない。ドイツ議会は今後どうなるのだろうか。

 

月曜日, 9月 25, 2017

希望の党


小池百合子東京都知事が旗揚げする新党の党名は「希望の党」になった。側近の若狭衆議院議員を中心に、民進党からの離党者に加え、自民党から、内閣府副大臣の福田峰之氏も自民党を離党して新党に加わるようだ。
 
福田氏が自民党離党に至った背景には次期衆議院選をにらんだ選挙区事情があるようだ。自民党の福田氏を取り込むことで保守層への支持の広がりを印象付けることが出来るのだろうか。
 
日本のこころの中山代表も「これまで考えてきたことが新党の中で生かせるのであれば、一緒に活動したい」と述べて合流の方針を示唆した。
 
小池氏や新党関係者は都内で会談し、党の綱領や政策について意見を交わした。衆議院選では、首都圏中心に全国で60人以上の擁立を考えているようだ。

日曜日, 9月 24, 2017

藤原京跡へ


  連休二日目の今日も良い天気でドライブにでもとなり、9時過ぎに藤原京跡方面に向けて出発した。3年前の11月にも訪れたことがあるが、この時のコスモスは見ごろは過ぎていた。今日の目的もコスモスだった。
 
例によって家内は車から降りず、僕一人で30分ほど散策した。しかし、コスモスはまだ咲いてなかった。一か月ほど早かったようだ。それでも久しぶりにゆったりとした気分を味わうことが出来た。いつものようにデジカメのシャッターは無造作ら押していた。
 
ここ藤原京は、持統天皇の御世694年から16年間都がおかれた日本で最初の都市である。以来宮には、持統、文武、元明の三代にわたって居住したが、710年に平城京に遷都された。
 
藤原宮はほぼ1km四方の広さだったようだ。記録によると、藤原宮は711年に焼失したとなっている。しかし、藤原京跡の発掘調査では火災の痕跡は発見されていない。10月15日には飛鳥路を歩くことになっているが、ここ藤原京跡へも10月の終わり頃、コスモスを見にもう一度来ようかと思っている。

土曜日, 9月 23, 2017

スダチ



さんまがおいしい季節だ。先日道の駅でスダチを買った。大根おろしとともに焼いたさんまにかけて食べると最高だ。
 
スダチは今が旬だ。露地物が出回っている。果皮が青いものが出回っているが、みかんと同様に熟すと黄色くなる。最近は一年中売られている。冬場は旬の頃に収穫したものを冷蔵保存して販売している。月から8月ごろまではハウス栽培したものが出回っているようだ。
 
スダチの主な生産地は徳島県だ。スダチは徳島県を代表する特産物であり、スダチの花は徳島県の県花に指定されている。25年ほど前には、スダチをモチーフにした「すだちくん」というイメージキャラクターが 誕生している。
 
 
通常は焼き魚などを食べる直前に果汁をかけるために添えられるが、果汁以外では外皮部分を薄く切ったり、すりおろすなどして薬味として利用することもある。薄く輪切りにしたスダチをうどんに乗せて食べたらおいしいと聞いたので一度試してみようと思っている。

金曜日, 9月 22, 2017

解散総選挙


国連総会に出席していた安倍総理は、今朝帰国の途に着いた。総理は帰国後に衆議院解散時期を判断するとしているが、実際にはもう決まっているようだ。おそらく10月10日公示、22日投票になるだろうとみて動き出している。
 
公式な発表は安倍総理の記者会見を待たねばならないが、低下していた内閣支持率は上昇に転じていて、安倍総理の本心は、「今なら勝てる」と言う判断があると思う。
 
一方、民進党では離党者が相次ぎ、野党との連携もギクシャクしている。小池東京都知事や若狭衆議院議員らの新党の準備が整わないうちにという思いもあるのだろう。
 
総理からすれば、与党が有利な時に解散というのは当然だろうが、いずれにせよ帰国後のメッセージを国民がどう受け止めることになるのか。選挙の結果は如何に

木曜日, 9月 21, 2017

ミャンマーの国内事情


ミャンマーは多民族国家であり、135の民族が国によって公認されている。その基準はイギリスの侵略戦争が始まる前から住んでいた土着の民族だとしている。しかし、問題になっているロヒンギャ民族は国民として認めていない。
 
今、ロヒンギャ民族に対する人権侵害が問題になっているが、それには宗教がある。ミャンマーは仏教の国だが、ロヒンギャはイスラームであることだ。風貌も、顔の彫りが深く、肌の黒い人が多い。
 
中東からきた人のような雰囲気をミャンマーの多くの人たちは、ミャンマーにいてほしくないという感情があるようだ。しかしこの問題に対し、国家顧問のアウン・サウン・スー・チー氏は殆ど発言していない。
 
彼女の立場からすれば、人種間、民族間、宗教間の暴動は絶対に許されないだろう。だが、現在の自分が置かれている立場としては軽率な動きが出来ないのだろう。今の憲法を変えない限り軍の政治への介入がなくせないからだ。しかし、ロヒンギャ問題がこじれると国全体が不安定になる恐れがあるので無視できないことだ。

 

水曜日, 9月 20, 2017

国連デビュー


アメリカのトランプ大統領は就任後初めて国連で演説した。核・ミサイル開発を加速させる北朝鮮を強く非難した。そして、北朝鮮のキム・ジョンウン(金正恩)を「ロケットマン」と呼び「自滅の道を歩んでいる」として強く警告した。
 
さらに、日本人拉致問題にも触れ、「愛らしい13歳の少女を連れ去ったことを我々は知っている」と横田めぐみさんにも言及し、厳しく批判した。
 
トランプ大統領のこの異例の言及について、拉致被害者の家族らからは、「大きな意味のある発信だ。被害者帰国につながることを期待する」と、発言を歓迎する声が上がった。
 
菅官房長官は記者会見で、トランプ大統領の演説に対し歓迎の言葉を述べていた。安倍総理は、明日、国連の場で演説を行うそうだが、国際社会が協力して北朝鮮に対処することになるだろう。

 

月曜日, 9月 18, 2017

広島 東洋カープ V2


プロ野球にあまり興味を示さない僕だが、今日はテレビの大相撲放送の途中から甲子園球場での広島・阪神戦のテレビ番組に切り替えた。きょう勝てば昨年に続いてリーグ優勝の広島は8の表3対2で勝っていた。観客席は赤一色だった。
 
広島は残り2回を0点でおさえセリーグの覇者となった。正直言って広島の監督が誰だか知らなかった僕だが、宙に舞う監督が緒方孝市だと知った。
 
昨年は日本一にはなれなかった広島東洋カープだが、今年こそは何としても勝ちたいと選手たちは語っていた。しかしリーグ優勝はしたものの、この後2位3位の勝者とのクライマックスシリーズに勝たねばならない。
 
冒頭、プロ野球にはあまり興味がないと書いたが、古い話ではあるが、大下、川上、藤村たちが活躍していた頃には、プロマイドを集めたりして遊んだことはあるのだが。野球の世界も大きく変わったものだ。

日曜日, 9月 17, 2017

イチョウの実



当店の近所の児童公園に高さ10mぐらいのイチョウの木が植わっている。秋には一面が黄色の絨毯で覆われる。昼頃そばを通ったら、直径2㎝ほどの黄色の実が沢山落ちている。見上げるとまだたくさんの実が成っている。
 
毎年イチョウの絨毯は気が付いていたが、実は気が付かなかった。きれいな実を50個ほど拾って持ち帰った。とりあえず密封容器に入れて冷蔵庫に保管した。
 
余談だが、街路樹などに植えられてあるイチョウの木の実(銀杏)は拾って持ち帰っても構わないらしい。自然に落ちたものは拾った人の物になる。但し木に成っている実を棒でつついて取ったら窃盗犯になるようだ。
 
銀杏は、種の中の仁(じん)と呼ばれる部分を食用にする。糖質が多いのでスタミナ食や薬用として中国では古くから食べられていたようだ。ところで持ち帰った銀杏の処理の仕方を知らない。インターネットで調べてみよう。

土曜日, 9月 16, 2017

イエメン内戦と飢餓問題



内戦状態の中東の国イエメンでは、食糧不足で飢餓状態が続いていて国民の3人に2人に当たる1700万人が食料不足に直面している。その上コレラの蔓延が加わってきわめて深刻な状態のようだ。
 
4月下旬ごろから蔓延し始めたコレラの感染が疑われる人は65万人を突破している。これほど急速にコレラが広がったことは過去になく、国連は世界最悪のコレラ危機だとして対策を考えている。
 
ユニセフなどが支援活動を展開しているが、戦闘に阻まれて、思い通りに活躍できていない。国連WFPは、毎月5万トンの援助物資を持ち込んで多くの命を支えているが、内戦で港が封鎖され援助物資が持ち込めなくなることが懸念されている。
 
国連は、政府軍と反政府軍双方に対し、港を中立地帯にして停戦を約束させようとしている。その上で、双方の後ろ盾になっているサウジアラビアとイランにも協力を求めている。国連本部ではイエメン問題を話し合う特別会合が来週に予定されているが、日本も積極的な働きかけが必要だろう。

金曜日, 9月 15, 2017

なーべーらー


 

なーべーらー」って聞いたことがあるだろうか。先週の土曜日の朝のラジオ放送「やまけんの全国食べ物うまいものを聴く」で知った。これはウリ科の植物でヘチマだそうだ。
 
ヘチマの実が青いうちに収穫して食べるようだが、沖縄では日常的に食べているそうだ。一般的には炒めて食べることが多いそうだが、「なーべーらー」のフルコースもあるようだ。
 
番組では、やまけんさん手料理の味噌炒めをアナウンサーたちに提供していた。食べた後の感想は、少し土の香りがするが中々おいしいと言っていた。やまけんさんの説明では、作り方はいたって簡単、フィーラーで皮をむいた「なーべーらー」は種を取らず輪切りにして、豚肉と炒めて味噌を絡めるだけで出来上がり。
 
「なーべーらー」は沖縄以外の地域では売っていないようだが、もし、何処かで、沖縄物産展などをやっていたら「なーべーらー」があるか聞いてみよう。

 

水曜日, 9月 13, 2017

新型アイフォーン


アップルがスマートフォーンを発売して10年になる。現行機種はiPhone7だが、昨日、新モデルiPhone8とiPhoneXが発表された。内容はニュースなどで報道の通りだが、非常に進化したようだ。
 
日本でも年内に発売するようだが、iPhoneXは売価が10万円以上になるようだ。ところでiPhoneXのXはテンと読むそうだ。9は飛ばして10だというのだ。説明によると9は永久欠番になるようだ。
 
それにしても、10年前まではスマートフォンはなかったのだ。それが今や世界中で使われている。日本でも広く普及しているようだ。その半分がアップル製だと言うからびっくりだ。
 
僕もスマホデビューして2年余りになるが、携帯電話と同じ様な使い方しかしていない。それでも何かと便利だ。今の時代、スマホがなければ何事も始まらないようになった。

火曜日, 9月 12, 2017

人生100年時代構想会議


安倍総理は、総理大臣官邸で人生100年時代構想の初めての会合を開催した。この構想は、安倍内閣が目指す一億総活躍社会を作り上げるための目玉であり、生産性革命とともに安倍内閣の最大のテーマだ。
 
会議では、閣僚と各方面からの有識者から意見を聞いた。また、ロンドン・ビジネススクールのリンダ・グラットソン教授にも出席してもらっている。彼女は経営組織論の世界的権威で、彼女の著書『ワーク・シフト』が日本でも注目を集めている。
 
会議後に安倍総理は、様々な意見がありましたが、一人一人が学びたい、仕事をしたい、その要求に応えていくことが出来れば。かつ、高齢者の方々の経験を生かした新たな取り組みが可能となるのではなかろうか。
 
今後の論議のための論点整理として、① 全ての人に大学教育の機会確保。② 何歳になっても学び直しが出来る環境の整備。③ 若い世代への公的支援の充実。④ これらの施策の実行に伴う財源について。その他にも重要な意見がありました。茂木大臣を始め関係閣僚は、スピード感を持って検討を進めてもらいたいと締めくくった。

月曜日, 9月 11, 2017

飛鳥路ハイキング




日本の歴史においての時代区分として、6世紀の終わりから8世紀の初めまでを飛鳥時代という。聖徳太子が活躍したころから藤原京へ遷都した凡そ100年間を指すようだ。
 
西暦645年の乙巳の変で、中大兄皇子・中臣鎌子らが、宮中で曽我入鹿を暗殺、曽我蝦夷を自殺に追いやり、半世紀続いた曽我氏の体制を滅ぼした。
 
現在、飛鳥の地はハイキングコースとして整備されていて、沢山の人が訪れている。僕もこれまでに何回か歩いてるが、また訪ねてみたくなった。
 
住吉区からの広報が届いて、今年のふれあいハイキングが、10月15日()の開催で、飛鳥・甘樫丘万葉植物公園コースになっている。昨年のふれあいハイキングには、Tさんと嵐山界隈を歩いたが、今年もTさんと参加しようと思っている。

土曜日, 9月 09, 2017

山尾志桜里議員


昨年の新語・流行語大賞にもなった「日本死ね」問題だが、国会で待機児童に関しての質問で、民進党の山尾志桜里議員が与党を追求し、自民党はその対応に追われた。
 
山尾議員は新語・流行語大賞の表彰式に満面の笑みで登場したそうだ。その山尾氏が、自身のスキャンダルで民進党を離党することになった。代表になったばかりの前原氏にとっては、大きなダメージになるだろう。
 
前原氏は、当初、山尾氏の幹事長起用を新執行部の目玉人事としていたが撤回した。船出したばかりの「前原民進党」のイメージを大きく傷つけた山尾氏だが、党内では議員辞職もすべきだとの意見が広がっている。
 
民進党執行部は、今回の問題で党のイメージがさらに悪化し、離党する議員に拍車がかかることを恐れている。山尾氏はあまりにも脇が甘かった。幹事長の内示を受けて舞い上がっていたのだろうか。しかし、幹事長就任後だったら民進党は壊滅していたかもしれない。

木曜日, 9月 07, 2017

日ロ首脳会談


安倍首相は、極東のウラジオストックで開催の「東方経済フォーラム」に向けてロシアを訪問している。これに合わせて、プーチン大統領との首脳会談が実施された。北朝鮮への対応が大きなテーマだが日米韓がさらに強い圧力を放つべきだとしているのに対して中ロは対話を重視すると主張している。
 
安倍総理は先月のミサイル発射以降、トランプ大統領と4回電話で会談している。プーチン大統領とはこれまで積み重ねてきた信頼関係がある。このようなことから安倍総理は、日米韓中ロの橋渡し役で行動することが出来るだろう。
 
そのためには危機感を共有しなければならない。北朝鮮は直ちに軍事行動に出ないと、高をくくっても偶発的な衝突の危険もある。今後何が起こるかわからない。
 
北朝鮮が核とミサイルを手にしたのちでは話し合いではコントロールできないだろう。当面は、5か国が本気で北朝鮮に関わらなければならない。安倍総理は、日ロの首脳首脳会談ではロシア側の理解と協力を引き出すことが出来るかだ。

水曜日, 9月 06, 2017

自動運転自動車


AI(人工知能)技術の進歩はめざましいものがあり、現在、最も進んでいるのは自動車技術だろう。世界の自動車メーカーはしのぎを削って開発を進めている。
 
日本では、地域を限定して2020年までにレベル4(完全自動運転)を目標に自動運転を巡る社会課題の解決にも積極に取り組もうとしている。
 
自動車運転の定義として自動化のレベルが5段階に決められている。レベル1は自動ブレーキなどの安全支援システム搭載のみ。レベル2は、アクセル、ブレーキ、ハンドルなどの複数の操作をしてくれるが、ドライバーは常時運転状況の監視しなければならない。
 
  レベル3は、通常時ドライバーは運転から解放されるが、緊急時には、システムからの要請によって適切に対処しなければならない。レベル4では基本的にはドライバーは全く関与しなくてもよい。レベル5は無人運転車で、多くの自動車メーカーやその他の企業は、レベル5相当の自動運転車の市販に向けての開発を行っている。

月曜日, 9月 04, 2017

オイスターソース



広東料理をはじめとする中華料理に広く使われているオイスタソースは独特のうまみがあって、炒め物、煮込み料理などによく用いられている。我が家でも常備している。
 
原料は牡蠣を塩ゆでした際に出る煮汁を加熱濃縮して、小麦粉、デンプンで濃度を調整し、砂糖、うま味調味料などを加えて作るそうだが、製造メーカーによってかなり風味が違うようだ。


 
 
先日行った道の駅で冬瓜を買って冷蔵庫に保存していた。僕は冬瓜のくず煮が好きで、時々調理して食べる。今回はパソコンで調理法を検索して中華風にしてみた。冬瓜の皮は薄めに剥いてから一口大に切って豚バラ肉と一緒に煮る。
 
砂糖、醤油、鶏ガラスープの素とオイスターソースで味を調え、片栗粉でとろみをつけて出来上がり。夕食に食べたが結構おいしかった。和風のくず煮とはまた違った味で、我が家の定番料理のレシピが一つ増えた。

日曜日, 9月 03, 2017

クズ


クズ()はマメ科の多年草である。この根を用いて食材の葛粉や漢方薬(葛根湯)などが作られる。万葉の昔から「秋の七草」の一つに数えられている。
 
繁殖力が旺盛で、定期的に刈り取らないと、伸び始めた樹木の枝に巻き付くと枝が曲がってしまうことがある。人工林では若木の成長を妨げる有害植物とみなされている。
 
古来から、塊根に含まれるデンプンをとり「葛粉」として利用されてきた。秋から冬にかけて掘り起こしたものを砕いて精製する。葛湯や葛切りや葛餅などの和菓子材料や、料理のとろみ付けに用いられている。
 
大宇陀の森野吉野葛本舗は「本葛」を作り続けて400年になる。「白いダイヤ」ともいわれる良質の葛である。吉野本葛は、葛の根を砕いて水洗いを繰りかえし、濾してできた生葛を寒の地下水で何度も何度も洗って不純物を取り除いた上で自然乾燥させて作る良質の葛である。

土曜日, 9月 02, 2017

民進党の新代表


昨日の民進党の臨時党大会では、前原誠司氏を新代表に選出した。前原氏は「今日が新たな政治の変わり目になったと言われるように頑張ろう。この難しい局面を国民のために切り開こうと心から誓う」と述べた。
 
前原氏は、消費税を含めた増税を前提とした社会保障の充実を提起している。エネルギー政策に於いては、党が掲げている2030年原発ゼロの目標を堅持する方針のようだ。
 
野党連携については、共産党との選挙協力については慎重の様だ。前原氏はどちらかというと保守層の支持を集めたいようだが、リベラル層が支持する枝野氏は反対のようだ。
 
  党内には、右寄りから左寄りまで様々な勢力がある。細野氏や長嶋氏など民進党を離れた者や、今回の選挙で白票を投じた議員たちの動向も気になるところだ。いずれにしても前原氏の前途は多難のようだ。

金曜日, 9月 01, 2017

二百十日





今日91日は二百十日だ。立春から数えて210日目で雑節の一つである。雑節には、土用、節分、彼岸、八十八夜などがある。  

二百十日の頃は台風の多い日と言われていて、実際9月の初めごろは台風の到来が多かった。商売ではこの頃は、アンテナの取替工事などで結構忙しかった。そんな記憶がある。 

しかし、大阪近辺ではここ最近あまり台風に縁がない。二百十日と言ってもピンとこない人も多くなったのではなかろうか。 

今朝は気持ちのいい目覚めが出来た。気のせいか昨日までより涼しく感じる。これから秋の気配が濃くなってくるのだろう。誰かを誘って近郊の野山を歩きたい気分である。