かくれ里

水曜日, 12月 06, 2017

エルサレム



アメリカのトランプ大統領は昨日、イスラエルにあるアメリカ大使館をエルサレムに移転する意向をパレスチナ暫定自治政府のアッパス議長やヨルダンのアブドラ国王らに電話会談で伝えたようだ。アメリカがエルサレムを事実状イスラエルの首都として認めていることを示すもので、イスラム諸国は強く反発している。
 
エルサレムは、ユダヤ教、キリスト教、イスラム教の聖地があり、イスラエルは首都だと主張しているが、国際社会は認めていない。今回の電話会談では移転の時期までは明らかにしていない。
 
世界歴史については殆ど知らないが、ネットで調べると、エルサレムは紀元前4000年頃に築かれ、紀元前1000年頃にユダヤ王国の聖地とされ、その後キリスト教の聖地となった。638年にはアラブの支配下に入り、メッカ、メジナに次ぐ第3の聖地になった。
 
16世紀以降は、オスマン帝国の支配のもと、城壁で囲まれた旧市内に集中する3宗教の聖地が保護され、宗教的共存の時代が続いていた。1967年の中東戦争でイスラエルが占領、統一都市として主張したが国際連合は承認していない。