かくれ里

日曜日, 2月 18, 2018

2025年問題


東京五輪から5年後の2025年には、団塊の世代が全員75歳以上になって、医療や介護の必要性が急激に高まる。そのため社会保障給付全体では、現在より3割ほど増えると推計されている。

  これからの日本は、地方の人口は減っていくが、大都市圏はあまり減らず高齢者が激増する。2025年頃には介護施設は足りなくなって、誰にも介護してもらえず、自宅に放置され亡くなる人が急増するのではなかろうか。

  高齢化が進むと生活習慣病などの慢性疾患や複数の持病を抱える年寄りが増える。こうなると病気とうまく付き合いながら普段住み慣れた場所でいつものように暮らし続けることが大切になる。

 在宅重視の医療を実現するためには、身近なお医者さん「かかりつけ医」の存在が必要だ。診療報酬でいう「かかりつけ医」とは、診療だけでなく、健康相談、食生活の指導、大病院の紹介など、その人の健康を支える様々なことを行う。厚生労働省は4年前に「かかりつけ医」の仕組みを作った。しかし、今のところあまり増えていないそうだ。